うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

ダニング=クルーガー効果

2017.11.12


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 生まれて初めて、蒙古タンメン中本に行きました。

 

 ちょっと、とまどっていましたが…

 

 この前、テレビで「人気がある店」として紹介されていたのを見まして…

 あんまり、そういう流行りにのって行動するのは好きじゃないんです。

 周りに流されて動いた気がして…

 そこに自分の意見がない気がして…

 でも、どんな味がするか気になって仕方なかったんです。

 

 だから、普段の主義は横において、行ってみたんです。

 

 一応、お昼時間は避けました。

 流石に混んでいるだろうと思って。

 それで、お昼時間を過ぎたあたりに行ったんですが…

 

 すごい行列でした。

 

 いつもなら、諦めていましたけど…

 ここで諦めると後悔する気がして…

 

 1時間くらい並んでいたんですが、前後の人達の会話を聞くと、どうやら初めて来た人達ばかり。

 

 「この人達もテレビを見たのかな」

 「みんなミーハーばっかりだなぁ」

 

 なんて…自分のミーハーを棚に上げて思っていました。

 

 そして、やっと席に座れました。

 

 並んでいる間に、だんだんと期待も高まって、食べたくて食べたくて仕方がない状態になっていました。

 

 そして、蒙古タンメンが来ました。

 

 期待に胸を膨らませながら、一口。

 

 「あれ?…それほどでも…

 

 期待が大きすぎたんでしょうか?

 

 中本ファンの方に怒られますけど…

 

 「僕でも作れそうだけどなぁ…」

 

 そんなことを思ってしまいました。

 

 その時、先日読んだ本に載っていた『ダニング=クルーガー効果』という言葉が浮かんで来ました。

 

 「能力が低い人ほど、自分を過大に評価する傾向がある

(また、その逆もしかり。)

 

 簡単に言うと、そういう感じです。

 

 多分、ラーメンの能力が高い人ならさすが蒙古タンメンだ!すごい!」と評価できるんでしょうけど、能力が低い私から見ると「私にもできそう」と過大に評価をしたのでしょう。

 

 お恥ずかしいかぎりです。

 

 しっかり『認知のゆがみ』の罠に、はまっていました。

 

 注:『認知のゆがみ』とは、事実を偏った見かたで捉えること。

 

 あれだけ一所懸命『認知のゆがみ』をなおしてきたのに…

 

 『認知のゆがみ』に気づけるように訓練もしてきたのに…

 

 あれ?だから気づけたのかも?

 じゃぁまぁ、いいか。

 

 

 ところで、あなたは大丈夫ですか?

 

 

 『認知のゆがみ』の罠に、はまってませんか?

 

 罠にはまっても、気づけてますか?

 うつ病に伴う悩みや心配について、わたし自身のウツ病経験を踏まえて解決に向けた支援をしています。

 

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