イヤイヤ仕事を続ける辛さから解放されるコツ
「最近生き生きしているんですよ」
ある人が話してくれました。
つい最近まで「会社を辞めようか」とも思っていたらしいのですが、あることがキッカケで、生き生きと仕事ができるようになったそうです。
そのキッカケというのが、少し変わっていました。
ある意味、特殊な選択をしたと思いますが、それを少し抽象化することで誰でもやれる方法になるなぁと思ったんです。
彼と同じことをするのは難しくても彼と似たことはできるんじゃないかと思ったわけです。
それを抽象化してしまえば。
「仕事が面白くないなぁ」
「もっと面白い仕事はないかなぁ」
「この状況がずっと続くのかなぁ」
そんなことを思っていませんか?
そして…
「転職ができるものならしたいけど私には無理だなぁ」
と悩んでいませんか?
もしもいま悩んでいるなら、こんな方法もあるということを知っておいて欲しいと思います。
選択肢の一つとして。
以前リワーク(復職支援サービス)に参加していた時、単純作業を続けるワークがありました。
私はそれが大嫌いでした。
「なんで私がこんなことをしないといけないの?」
「たとえ復職しても、こんな仕事はしないのに、いまやる意味あるの?」
そう思って、イヤイヤ作業を続けていたんです。
それでも真面目ですから、しっかりとミスがないように頑張りました。
その結果…ミスだらけでした。泣
「あんなにしっかりやったのに…」
「やっぱり私には向いてないんだ」
そう思ってイライラしていました。
そして担当のカウンセラーに言ったんです。
「リワーク中のプログラムは嫌でも絶対にやらないとダメですか?」
って。
するとこう言われました。
「あなたは仕事を好き嫌いで選んでいるの?ずっとそうしてきたの?」
頭をハンマーで殴られたような衝撃が走りました。
結局、出来ない自分を認めるのが嫌だったんです。
「こんなことさえできない自分」を受け入れられなかったんです。
だから、得意なことだけをしようとしていました。
でも、考えてみれば、得意なことも最初から得意だったわけじゃない。
何度も失敗して、チェレンジを繰り返して、得意になったわけです。
「大事なのはチャレンジなんだよ」
カウンセラーが言ってくれました。
その言葉で視点が変わりました。
ずっと「出来ないかもしれない私」に視点が固定されていました。
だから楽しくなかったんです。
でも「前よりも出来る私」を目標に視点を変えることで、チャレンジする気持ちが湧いてきたんです。
その仕事自体は好きじゃないけど、その仕事内容に着目するのではなく、その仕事を通して成長する自分を目標にすることが出来ました。
普段見ていた視点から、別の視点に変えることで考え方も気持ちも変わるものなんですよね。
そして、リベンジの時がきました。
「ミスを一つもしない」というより「前回よりも一つでもミスを減らす」という様なゲーム感覚でやれました。
その結果…
やっぱりミスはありましたが…笑
前回の半分くらいに減ってました。
(前回が酷すぎたかもですが 笑)
同じようにミスがあっても、前回と受け止め方が違うわけです。
前回よりも成績はいいんですから。
「ミスをした」ということではなく「前回の自分を超えた」ということに目が向いたわけです。
結局、彼がやったことも本質的には同じなんです。
但し彼の場合は「興味を持った分野の勉強をするために、通信制の大学院に入って、そこで学んだことを仕事で試す」という方法。
『通常業務』を『チャレンジの場』に変えたわけです。
彼と同じことは知力と気力と金力が揃わないとできませんし、私も気軽に勧めることはできません。(笑)
まずはその前に金力をつけないと…
そのためには仕事をしないと…
そのためには…
で、元の問題に戻ってしまいます。
永遠にループしてしまいます。
だから、そのループが飛び出るための一歩が必要なんですよね。
自分の視点を変える。
これを誰でもやれるようになれば、もっと生き生きした社会になっていくと思っています。
少なくとも、イヤイヤながら仕事をし続ける辛さからは解放されると思うんです。
自由に自分の視点を変えること。
これがイヤイヤ仕事を続ける辛さから解放されるコツです。
あなたなら、何をどう変えますか?
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