うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

不安をとかす

2018.04.09


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 「私には不安なんてありません!

 

 もしも、あなたがそういうのなら、この先は読まなくて大丈夫です。

 

 一方で「不安を気持ちを手放したいけど、なかなか手放せない」という方は、今回ご紹介する方法を試してみてください。

 

 そして、今までに感じたことがない様な感覚を味わってみてください。

 

 

 さて…

 

 

 今回ご紹介する方法は、

 

 

 『不安を抱きしめる』です。

 

 

 「えっ?不安を抱きしめる?不安を手放したいと思っているのに?

 

 そう思うかもしれませんが、まずはお聞きください。

 

 

 これまで、不安を手放そうとして、何度も失敗してきたかもしれません。

 

 時には、不安を「なかったこと」にしたこともあるかもしれません。

 

 時には、不安から目を背け、楽しいことをして誤魔化そうとしたことも…

 

 でも、それではうまくいかないことは、充分にわかっていると思います。

 

 少しでも気を抜くと、不安が襲ってきて不安なことを思い出せることを、何度か体験していると思います。

 


 そうなるのも仕方がありません。

 

 

 だって、不安に耳を傾けようとしてないから。

 

 

 多くの方が気づいてないんですが、不安には『あなたに伝えたいこと』があるんです。

 

 それが伝わるまでは、不安は何度も襲ってきます。

 

 何度も何度も…

 

 まるで聞いて欲しいことがある子供のように。

 

 

 「聞かなくても分かってるよ!

 

 あなたは、そう思うかもしれませんが…

 

 不安は頭で分かって欲しいわけではなくて、心から聞いて欲しいんです。

 

 あなたに心から受け止めて欲しいと思っているんです。

 

 まるで、幼い子供のように。

 

 

 だから、あなたが聞いてくれるまでは、そして、心から受け止めてくれるまでは、何度もあなたの前にあらわれます。

 

 

 「こっちを見て!話を聞いて!

 

 って。

 

 

 だから、目を背けたり、誤魔化したり、無かったことにするのではなく、話を聞いてあげて欲しいんです。

 

 そこには、大切なメッセージがありますから。

 

 

 では、具体的なやり方を紹介します。

 

 

1.手放したいと思っている不安を、1つ決めます。

(ゆったりと呼吸をしながら)

 

2.その不安が、あなたの身体のどの辺りにあるかを感じてみてください。

(ゆったりと呼吸をしながら)

 

3.その不安が、あなたの身体を抜け出し、目の前に子供として現れる様子を思い浮かべてください。

(ゆったりと呼吸をしながら)

 

4.その子の様子をよく観察します。

(ゆったりと呼吸をしながら)

 

5.その子に、こう話してください。「あなたは何を教えてくれるの?」

 

6.どんな言葉が出てきても、あなたは「うんうん。」って聞くだけです。アドバイスも必要ありません。反論も必要ありません。ただ聞くだけです。そして「そう思っていたんだね。」と相槌をうつだけです。

(その子が充分話しきるまで続ける)

 

7.その子が、充分に話しきった顔をしたら…その子の手を優しく握って…ゆっくりと引き寄せ…優しく抱きしめてください。

 

8.そして、こう伝えてください。

 「教えてくれてありがとう。私は、あなたのお陰で大切なことを学ぶことが出来ました。そして、これからも私の中で見守ってください。」

9.そして、その子が身体の中に溶け込んでいく感覚を味わってください。

 

 

 うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて様々な支援をしています。

 

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