不安をとかす
「私には不安なんてありません!」
もしも、あなたがそういうのなら、この先は読まなくて大丈夫です。
一方で「不安を気持ちを手放したいけど、なかなか手放せない」という方は、今回ご紹介する方法を試してみてください。
そして、今までに感じたことがない様な感覚を味わってみてください。
さて…
今回ご紹介する方法は、
『不安を抱きしめる』です。
「えっ?不安を抱きしめる?不安を手放したいと思っているのに?」
そう思うかもしれませんが、まずはお聞きください。
これまで、不安を手放そうとして、何度も失敗してきたかもしれません。
時には、不安を「なかったこと」にしたこともあるかもしれません。
時には、不安から目を背け、楽しいことをして誤魔化そうとしたことも…
でも、それではうまくいかないことは、充分にわかっていると思います。
少しでも気を抜くと、不安が襲ってきて不安なことを思い出せることを、何度か体験していると思います。
そうなるのも仕方がありません。
だって、不安に耳を傾けようとしてないから。
多くの方が気づいてないんですが、不安には『あなたに伝えたいこと』があるんです。
それが伝わるまでは、不安は何度も襲ってきます。
何度も何度も…
まるで聞いて欲しいことがある子供のように。
「聞かなくても分かってるよ!」
あなたは、そう思うかもしれませんが…
不安は頭で分かって欲しいわけではなくて、心から聞いて欲しいんです。
あなたに心から受け止めて欲しいと思っているんです。
まるで、幼い子供のように。
だから、あなたが聞いてくれるまでは、そして、心から受け止めてくれるまでは、何度もあなたの前にあらわれます。
「こっちを見て!話を聞いて!」
って。
だから、目を背けたり、誤魔化したり、無かったことにするのではなく、話を聞いてあげて欲しいんです。
そこには、大切なメッセージがありますから。
では、具体的なやり方を紹介します。
1.手放したいと思っている不安を、1つ決めます。
(ゆったりと呼吸をしながら)
2.その不安が、あなたの身体のどの辺りにあるかを感じてみてください。
(ゆったりと呼吸をしながら)
3.その不安が、あなたの身体を抜け出し、目の前に子供として現れる様子を思い浮かべてください。
(ゆったりと呼吸をしながら)
4.その子の様子をよく観察します。
(ゆったりと呼吸をしながら)
5.その子に、こう話してください。「あなたは何を教えてくれるの?」
6.どんな言葉が出てきても、あなたは「うんうん。」って聞くだけです。アドバイスも必要ありません。反論も必要ありません。ただ聞くだけです。そして「そう思っていたんだね。」と相槌をうつだけです。
(その子が充分話しきるまで続ける)
7.その子が、充分に話しきった顔をしたら…その子の手を優しく握って…ゆっくりと引き寄せ…優しく抱きしめてください。
8.そして、こう伝えてください。
「教えてくれてありがとう。私は、あなたのお陰で大切なことを学ぶことが出来ました。そして、これからも私の中で見守ってください。」
9.そして、その子が身体の中に溶け込んでいく感覚を味わってください。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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