悲しいとき
余命、2ヶ月。
覚悟はしていたけど…はっきり宣告されると…やっぱりなぁ…
そう言って、電話口で、母が泣いていました。
一緒にいると、何となくわかるそうです。
医者は2か月って言うけど、1ヶ月もたないんじゃないか。って。
母「そういう事やから、もし死んだら連絡するから…帰って来てくれる?」
私「それは大丈夫。なんとかする。」
先の事は分からないけど、義理とは言え、父親が亡くなれば休みを貰えるはずですから、そう伝えました。
振り返ってみれば、母から「帰って来て欲しい」という電話があったのは初めてかもしれません。
何か辛いことがあっても、自分だけで何とか解決しようとしてきた母。
再婚するまでは一人暮らしだった母を心配して「東京に来る?」と聞いたこともありましたが「心配せんでも、自分の事は自分でするがな」と笑っていた母。
50歳半ばに再婚して、楽しそうに新婚生活を楽しんでいた母。
そんな母も、もうすぐ70歳。
弱くなってきても当たり前ですが、私にとっては母は母。
辛い事があっても、気丈に振る舞う母のイメージが強く、母が頼ってくる時が来るなんて想像もしてなかった。
「私がしっかり支えなきゃな」
そんなことを思いました。
そうは言っても、その時になったら母が抱えるだろう哀しみの気持ちを、私が全て抱えるなんてできません。
私は…そばに居て…寄り添うだけ。
それでもいいと思っているんです。
とことんまで落ち込んだ時、心から安心できるのは、ただ何も言わずに、そばに居てくれる存在。
そういう経験をしている私だから、それがよくわかる。
これまで学んだ全ての力を結集し、全身全霊で寄り添ってやるぞ!
そんなことを思っています。
あなたなら、大切な人が悲しい時、どんな風に寄り添いますか?
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
まずは気軽に、ご連絡ください。
イベントもやってます。こちらにも気軽にお越しください。