共有できる喜び
「お父ちゃん。これ読んでみて~」
長女から1冊の本を渡されました。
長女と共通の趣味のようなものが、推理ドラマを見ることで、科捜研の女や相棒のシリーズをずっと見てます。新作の推理ドラマも始まれば、第1話は必ずチェックしています。
(面白かったら、引き続き観るため)
そんな長女が渡す本なので、どうせ推理小説だろうと思っていました。
それで読んでみたら…
やっぱり、推理小説でした。 笑
とりあえず、少しだけ読んでみたら引き込まれる感じで、かつての感覚を思い出したんです。
小学校から推理小説が好きでした。
あの頃は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが好きで、学校の図書室から借りてきてずっと読んでいました。
中学の時は、モーリス・ルブランのアルセーヌルパンシリーズが好きで、これも図書室で借りて読んでました。
高校からは赤川次郎の小説が大好きで、三毛猫ホームズシリーズや三姉妹探偵団シリーズ、吸血鬼シリーズなどを買って、集めたりしてました。
どの本も、読んでいると映像が浮かんできたんです。
小説の中の登場人物達が生き生きと動いていたんです。
しかし、社会人になってビジネス書を読む様になり…推理小説を読む機会が減り…次第に推理小説に興味がなくなってきて…久し振りに読んだ時には映像が浮かんで来なくなってました。
「脳力が落ちたか?」と思いながらも、特に問題視もしてませんでした。
そして、次第に本も読めなくなり…
文字が追いかけられないんです。
読んでるうちに、どこを読んでいるのかわからなくなったり、気づかない内に何行も飛ばしてしまったいたり…何度何度も同じ場所に戻ったり…
もう、本を読むのが苦痛でした。
あれから数年が経ち…
いろんなことをしてきたので、何が効いたのかわかりませんが…
本が読めるようになりました。
そして今回、久しぶりに推理小説を読んだわけですが…
昔のように映像が浮かびました。驚
本当に、久しぶりの感覚で…
もう無理だろうと諦めていたので…
とてもうれしい感じでした。
そして、読み終わった私は…
長女と感想をシェアしました。
誰が犯人だと思っていたか。
それが違うとわかって驚いたとか。
真犯人を知って凄く驚いたかとか。
そして、充分にシェアした後、私が「あそこは、挿絵が欲しかったなぁ」と言ったら「そこは、読者に任せる方がいいと思ったんじゃない?」ですって。
「確かにね」って返しました。笑
随分成長しました。
長女も…そして私も。
あなたも、何か諦めてることはないですか?
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
まずは気軽に、ご連絡ください。
イベントもやってます。こちらにも気軽にお越しください。