あと、ちょっとなのに…
「もう、ダメかもしれません。」
そう言われたら、コーチとしては、「大丈夫。一緒に頑張りましょう!」と言うのが正解なんでしょうけど。
私は、本人がダメだと思うのなら、それに対して『大丈夫』と言えない派(そんな派があるか知りませんけど)でして「そう思ってるんですね~」とそのまま受け止めてしまいます。
だって、本人がどう思うのかは自由ですし、それに対して否定する権利はありませんから。だから、ただ純粋に「そう思ってるんですね」と聞くしかないと私は思ってます。
でも、ほとんどの場合は、その後で「あれっ?ダメだと思う根拠は何?」って不思議に思うんです。だって、私から見たらダメには見えないから。
本人が「ダメかも」って思うには、本人なりの理由があるはずだとは思うのですが、周りから見ても分からないんですよね。その理由は本人の中だけにあるので。
こちらも、いろいろ考えてはみますけど、本人に聞くのが一番早い。
だから「そう思ってるんですね」と受け止めた後で「ところで、どの辺が『ダメかも』と思わせるんですか?」って聞いてみるんです。すると大体は「えっ?!そこ?!」って思う答えが返ってくるから面白いんですよね。
例えば、数学の場合で考えてみると(ちなみに『数学』と聞いただけでも『もうダメ』と思う人がいますよね。そうだとしても、話は続けます 笑)「AがBであることを証明しなさい」的な問題が出た時に、解く前に諦めて「もうダメだ~」と言う人がいます。「どの辺が『ダメだ』と思わせる?」と聞くと「証明問題は苦手だから…」と、問題自体読まなかったりします。
その方は「あなたが、私を愛してるということを証明しなさい」と言わても「もうダメだ~」って諦めるんですかね。(笑)
一方で、問題を解いたけど、答えが違って「もうダメだ~」と言う人も。「どの辺が『ダメだ』と思わせる?」と聞くと「証明の仕方は合ってるはずだけど、いつも必ずどこか間違える」と、一つの出来事を「いつも起こる」と、過大評価してしまう人もいます。(私は、この傾向が強いです。 笑)
漠然と「もうダメかも」と思ってると対処のしようがないので、そのままダメな結果を呼び込むと思いますが、「どの辺が『ダメだ』と思うのか」が明確になれば、そこに何らかの対処をすることで、解決できることもある。
例えば、証明問題が苦手なら、簡単な証明問題をやってみて慣れるとか、(愛している証明は難しいので却下)チョットしたミスが多いなら、解いた後で見直す癖をつけるとか。そういうチョットしたことで「ダメかも~」が「得意かも~」に変わっていくこともあります。(私は簿記が苦手でした)
そんなチョットした対処をする前に『もうダメかも~』と諦めちゃうのはもったいないですよね。
ちなみに、数学とか簿記とかの話をしたので「自分には関係ないな~」と思ったかもしれませんが、これは何にでも言えることですよ。
恋愛だって、結婚だって、ビジネスだって、病気だって、同じ話です。
ほとんどの人が、うまくいく手前で諦めているんです。「もうダメだ~」って。諦めなかったら上手くいってたのに…でも、わかる気もするんです。大体、もうチョットでうまくいく時が一番大変な時期だったりするので…
そして「これまでやってきたけど、うまくいかなかった」という気持ちもあるでしょうから。だから「ダメだ」と思う気持ちは否定しません。それは仕方がありません。だから「ダメだ」と思ってもいいんです。
いいんですが
あとチョットのところで諦める前に「どの辺が『ダメだ』と思わせる?」と、自分に聞いてみてください。
もしかすると「えっ?!そこ?!」って思う答えかもしれませんよ。 笑
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