見えているもの、いないもの
百聞は一見に如かず
有名なことわざですので、いまさら解説をする必要はないと思いますが、
読み:ひゃくぶんはいっけんにしかず
意味:百回聞くより、一回でも見る方が確かだということ。何事も自分の目で確かめてみるべきだという教え。
大事なことわざだと思うんですが、最近は忘れ去られている気がします。
最近は、ネットの情報に振り回され
・あの二人、実は付き合ってるらしい
・あの人、イジメを受けてるらしいよ
・不倫してたのが、バレて大変らしい
・あの人、まだまだ辞めないんだって
・あの二人、もうすぐ別れるらしい
なんて言う人がいますけど…
あんた!実際に見たんか!
って、言いたくなりますよね。
そして、素人が情報に振り回されるのは仕方ないとしても、情報のプロである(はずの)マスコミの方々でさえデマに振り回されているんですから…
あんたは、見て確かめろ!
って、言いたくなりますよね。
こんなことが最近続いているので、ことわざが忘れ去られている気がするんです。
こんなことを言ってると、おっさんくさいと言われそうですが…
まぁ、実際におっさんですから仕方がないですけどね。
あっ…しまった…
今回は、こんなことを言いたかったわけではないんです。
今回は「実際に見ても、それが本当だとは限らない」ということについて話したいと思っていたんです。
わかりやすい例がトリックアート。
ご覧になったことは、ありますか?
目の錯覚を利用した絵画や立体物で「えっ?何で?」と見る人を驚かせるものです。実際にはありえないと思うことが、目の前で起こるので不思議な感覚になります。
あれをみると、いかに私達が幻想を作り出しているのかが実感できます。
ご存知のように、私達はありのままの姿を見ることはできません。
目に映ったものを、一瞬で脳が処理をして、解釈を加えます。
それによって、
・止まっているものが動いて見える
・何もないのにあるように見える
・平面なのに立体的に見える
など、多くの錯覚が起こります。
「ありのままに見えている」と思うこと自体が錯覚だと気づくはずです。
また、私達は見えないものについて『そこにはない』または『信じない』という判断をすることがあります。
しかし、
・【酸素】は見えなくてもある
・【紫外線】は見えなくても届いてる
・【電波】は見えなくても飛んでる
ので、そこにあっても見えないものがあるということです。
つまり、私達は【そこにないもの】を【そこにある】かのように錯覚し、【そこにあるもの】を【そこにない】と判断してしまうのです。
だから、実際にこの目で見たとしても、それが本当のことだとは限らないんですよね。
だから、もしもあなたが、あなたを苦しませるようなことを見たとしても『それは本当だとは限らない』ということに気づいて頂ければと思います。
あなたには、今、何が見えてます?
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