ちょっとしたことなんですけど…
私は、人に何かを教えるのが大好きです。
そのことに気づいたのは、中学生の頃。特に数学に関して、授業終了後に「さっきのわからんかった~」と言う同級生に「あぁ、あれはやねぇ…」と解説するのが大好きでした。それでもテストの点数は低く、よく同級生から「俺らに教えてたのに…なんで?」と不思議がられたものです。(笑)
とにかく「わからない」という人に「それは、こう考えるといい」というヒントを出して「そういうことか!」と相手が気づく様子が大好きでした。
大学に行っても、その趣味(?)は変わらず、そんな姿をゼミの教授が見てくれていたようで、コンサルタントへの道を私に勧めてくれたのが、前職に就くキッカケでした。
就職した当時は、まるで夢の様で…何しろ、就職直前まで新聞配達をしておりましたので、
・毎週土日が休み
(新聞配達は、月1回の休刊日のみ)
・上記以外に、有給というものがある
(休んで、お金が貰えるなんて!!)
・定時以降に働くと、残業代が貰える
(新聞配達は、深夜まで集金が普通。それでも、それはやって当たり前)
・成果がなくても、給料を頂ける
(研修期間などは、勉強してるだけ)
・「教える」という好きなことが仕事
(自分も嬉しく、相手にも喜ばれる)
なんて素晴らしい世界なんだろう!
もう、毎日がバラ色でした。
ある日、社長に質問されました。
「学生時代と違って厳しいでしょ?」
「とんでもないです。楽しいです!」
そう返答する私は、すでに周囲から浮いた存在になっていました。 汗
ちなみに、前職の会社は中途採用がほとんどで、新卒入社は私が二人目。
なので、先輩からよく言われたのが「君は他の会社を知らないから、この会社がどれだけ良いかわかってない」ということでした。別に、悪いなんて一言も言ってなんですけどね。(笑)
先輩からすれば、最初からこの会社に入れた私に「自分の幸運に気づけ」と言いたかったのでしょうけど。笑
でも、そう言ってた先輩も辞めて…私より前に居た方が全員辞めていき…いつの間にか「社歴が凄く長い人」。(男性版のお局さん?)
また、先輩だけではなく、後輩達も辞めていきました。
「せっかくいろいろ教えても、この人は辞めていくのかもしれないなぁ」
そう思うと、社内で何か教えることが億劫になっていきます。そのうえ、教えても喜んで貰えないし感謝の言葉もないわけですから、ますます教えるモチベーションが下がります。
一方で、お客様のところに行くと、教えたことを吸収しようとして頂けるし、満足して頂ければ継続して頂けるわけですから、社内よりお客様の方に行く方が楽しくなるわけで…次第に、「何のために会社に行くんだろうか」と思ってしまうわけです。
仮に、全く同じスペックの人が二人いたとして、一方は、
・なるほど!ありがとうございます。
と言うA氏。もう一方は
・あぁ、そうですか。わかりました。
と言うB氏がいたとしたら、A氏の方に教えたくなるのが人情だと思うわけです。
また、全く同じスペックの人でも、
・いつも、笑顔が素敵なC氏
・いつも、無表情なD氏
がいたとしたら、C氏の方に教えたくなるのが人情だと思うわけです。
え~っと、何が言いたかったのか…
あっ、そうそう。
よく、人に感謝しなさいとか、笑顔でいなさいとか言うじゃないですか。
あれは、チャンスを呼び込む方法を教えてくれていると思うんです。
だって、感謝する人や笑顔の人には誰かが教えてあげたくなりますから。そして、学んだことがチャンスを産むし、教えてくれる人自体もチャンスを授けてくれますから。
もしもあなたが「ついてないな~」と思うなら、笑顔と感謝の言葉を少しでも増やしていってください。
これは、怪しい話でもなんでもなくて、当たり前の話なんですから。
ウツ病を経験した方だからこその悩みや心配事を、わたし自身のウツ病経験を踏まえ、解決のご支援をしてます。
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