うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

失敗から立ち直れない時に読んでください。

2020.06.20


 最近、うつ病関係の研究論文を読みふけっています。

 

 それは、現時点の自分の知識に限界を感じているから。

 

 自分では、うつ病を分かったつもりでいたんです。

 

 何しろ、うつ病の再発を繰り返してきた私ですから。

 

 そしてそのたびに、勉強と再発防止の技を覚えてきた私ですから。

 

 でも・・・

 

 また再発してしまい・・・

 

 すっかり自信をなくしていました。

 


 

 世の中には、いろんな研究者がいますね。

 

 患者の不安や抑鬱やストレス等を、イメージ療法を使って低減できるはずだと仮定して、実験を行った方。

 

 NLP(神経言語プログラミング)を使って、不安や抑鬱を減少しながら自己受容も高められるのではないかと仮定して、実験を行った方。

 

 気晴らしが、不安や抑鬱に対して、どこまで効果があるかを実験した方。

 

 それでも、研究論文として日の目を浴びるのは、全体のごく一部。

 

 中には研究実験がうまくいかずに、発表に至らないものも多くあるはず。

 

 論文として発表した方だって、何度も失敗や再考を重ねて、苦労を重ねてきたはず。

 

 それらを乗り越えてきた努力の結晶として、論文があるんですよね。

 


 

 「失敗は成功のもと」って言いますけど、失敗した時はとてもそんなことを思う余裕はありませんよね。

 

・なんで失敗したんだ!

・また失敗してしまった!

・なんでいつもこうなるんだ!

・何度やってもうまくいかない・・・

・また次も失敗してしまうかも・・・

 そうやって、起きた失敗をズルズルと引きずってしまったり。

 

 開き直るまでは、なかなか立ち直れないのは、私だけではないはずです。

 

 その一方で、失敗してもすぐに立ち直って、次の行動に移せる人もいる。

 

 そういう人を見ると、何かイライラする気持ちもありました。

 

・何でそう簡単に開き直れるの!

・ちゃんと、反省したの!?

・自分が失敗したことを忘れたの!?

・次は失敗しないって言い切れる!?

・何をそんなにヘラヘラしてるの!?

・自分の立場をわきまえなさいよ!!

 

 ちょっと、その時の気持ちになって書き出してみましたが・・・

 

 ちょっと、怖くなりました。

 

 これらの言葉で、自分を縛っていたことに気づいて。

 

 つまり、

・簡単に開き直ってはいけない!

・ちゃんと、反省せねばならない!

・失敗したことを覚えておくべき!

・失敗しないと言い切れない限りは、再挑戦してはいけない

・失敗したら笑ってはならない!

・失敗したら自分の立場は悪くなる

 

 って思っているということ。

 

 そりゃあ、こんなことを思っていたら、失敗が怖くなるし、チャレンジもしたくなくなるし、失敗したらずっと引きずって自信をなくすはずですね。

  

 本当は、

・失敗しても簡単に開き直っていい

・ちゃんと、反省しなくたっていい

・失敗したことを忘れたっていい

・自信がなくても、再挑戦していい

・失敗したって笑っていていい

・失敗したって私は私

 ってことなんだから。

 


 

 多くの研究者が、日々、私達の知らないところで、多くの失敗を重ねて、そして多くの成果を残しています。

 

 もしも、研究者が失敗を恐れて挑戦をしてこなかったら、私達の今の生活はなかったはずです。

 

 多くの研究者が挑戦してきた結果、いまの私達の生活があるんです。

 

 パソコンや携帯だってそうです。

 

 TVや洗濯機や冷蔵庫もそうです。

 

 家や食事や服だってそうです。

 

 ガスも電気も水道水もそうです。

 

 そして、医療技術だってそうです。

 

 多くの挑戦によって、私達は支えられているんですよね。

  


 

 何か、うつ病が再発したことなんてどうでもよくなってきました。笑

 

 「二度と再発しない」なんて思っていたことが間違いだっただけで、再発したって、また治療すればいいだけ。

 

 そして、再発防止の方法を再度探し続ければいいだけ。

 

 それは、一生続くことなのかもしれない。

 

 でも、それでいい。

 

 挑戦することが、きっとこのブログを読んでくれる人のためになるから。

 

 これからも、応援をよろしくお願いいたします。

 

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