うつ病への怖れを手放し、安心を手に入れる

『意識』と『無意識』

2019.08.13


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 
 

 若い時は理解できなくても、年齢を重ねることで理解できることもある。

 

 

 若い頃に誤解していたことが、学びを重ねる中で和解できることもある。

 

 

 嫌いだと思っていた部分も、誤解をしてただけだった気づくこともある。

 

 

 心理学って、奥深いなぁ〜と改めて思える講義でした。

 


 

 前回に引き続き、夏期スクーリングの中で聞いた話を紹介します。
(スクーリングとは、実際に学校に行って、講義を聞くことです)

 

 

 今回からは、臨床心理学概論。

 

 

 臨床心理学に関する基本的な知識を理解し、心理臨床の場で実際に生じる問題について理解する講義です。

 

 

 今回は、その中でも『心の仕組み』に絞って紹介します。

 

 
 『心の仕組み』と言っても『心』は機械のように目に見えるわけでも分解できるわけでもないので「どうやら、こんな仕組みになっているようだ」と昔の偉人が考えたという話です。

 

 

 ですから「へぇ〜、そんな考え方もあるんだなぁ〜」くらいの気持ちで、読んで頂ければ幸いです。

 

 

 まずは『意識』と『無意識』という話から始めます。

 

 

 『意識』とは、私達が物事や状態に気づいている状態を言います。普段、私達が思ったり考えたりしていることが『意識』だと言っても過言ではないでしょう。


 

 一方『無意識』は、自分のしていることに気づいてない状態を言います。例えば、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、瞬きをしたり、何気なく起こす行動など。

 

 

 そしてこの『意識』と『無意識』が「互いに補い合っている」状態であればいいのですが「対立し合っている」状態だと、病気を引き起こす可能性もあるわけで…

  


 
 私は『無意識』が大嫌いでした。

 

 

 不可解なことばかりするから。

 

 

 見てはいけないと分かっているのに見ようとするし、考えたくないことを考えたりするし、やりたくないことをやってしまったりするから。

 

 

 「自分の中に、自分でコントロールできない自分がいる」ということに、恐怖を感じていた時期もありました。

 

 

 自分で自分を律し続けていないと、とんでもないことをする化け物がいると思っていたんです。

 

 

 そして、そんな化け物が自分の中にいることを、誰にも知られたくないと隠し続けていたんです。

 

 

 でも…

 

 

 ある時、わかったんです。

 

 

 『無意識』は、私の敵ではなかったんだと。

 

 

 敵どころか、私を守ってくれようとしている仲間だったんだと。

 

 

 間違っていたのは『無意識』でなく『意識』の方だったんだと。

  


 
 『無意識』には、防衛(適応)機制と呼ばれる機能があると言われます。

 

 

 それは、私達の欲求が満たされない時(いわゆる欲求不満な状態の時)、その状態に適応するためのもので、

抑圧:受け入れがたい体験を無意識下に閉じ込め、心理的安定を図る

代償:代わりの満足を与えてくれる別の目標に向かう

投射:原因は自分にあるのに、ほかに責任があるように強調する

逃避:病気になるなどして困難な状況から逃げ出す

退行:現在よりも未熟な年齢の行動に戻ろうとする

 などが、例として挙げられます。

 

 

 しかし、この防衛(適応)機制が、うまく働かないと、ストレスが溜まり病気になることがあります。

 

 

 また、この防衛(適応)機制が働いているだけなのに、そのことを病気だと勘違いすることがあります。

 

 例えば、おねしょとかホームシックとか、人を殺す夢とか。

 

 

 『無意識』がやってくれていることと『意識』がやって欲しいことが合わないことがあるんですが、そこで対立するのではなく、どちらかが歩み寄る必要があるんですね。

 


 
 うつ病を何度も発症する自分のことを、弱い奴だと思っていた時期がありました。

 

 

 「もっと強くならないといけない」と頑張っていた時期もありました。

 

 

 でも、今にしてみれば思うんです。

 

 

 あれは、防衛(適応)機制が働いていただけだったのかもしれないと。

 

 

 まぁ、頭が良い人がどれだけ研究をしても、うつ病の原因が分かってないのに、私の思いつきが正しいわけなどないでしょうけどね。

 

 

 いずれにしても『無意識』は、私を守ってくれようとしている存在であることは確かです。

 

 

 いつも守ってくれてありがとうね。

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