幸せに気づくための目線
何に目を向けるかで、人生は大きく変わっていくものだなぁと実感した話をします。
まずは、いつもの私がどんな目線で物を見ているかという話をします。
2019年3月15日(金曜日)
今日中に仕上げようと思った仕事が終わらなかった。
午前中までは、順調だったのに…
12時を過ぎた頃、パソコンが急に動かなくなって…
仕方なく再起動。
午前中の3時間分の内容が消えた。
ショックを引きずりながら昼食。
午後から気持ちを切り替えたけど…
午前中の3時間分の作業をもう一度やり直して、その先少し進んだところで、気力も体力も尽きた。
帰宅して「今日こそ、大学の勉強を再開しよう」と思っていたが、結局、やれずに終わってしまった。
今日も、何も完了できずに終わった中半端な1日だった。
ここまでが、いつもの私目線です。
次に、私が私のコーチをするとしたら、クライアントである私に対して、どんなメッセージを伝えるだろうかという目線で見てみます。
できるだけ客観的に、何をしたのかに着目します。
2019年3月15日(金曜日)
7時頃に家を出発。
娘と話をしながら大きな坂を下る。
あまり息切れはしていない様子。
駅までの30分強の道のりに、多少慣れてきたようだ。
いつもより少し早く職場に到着。
今日中に仕上げようとしている仕事にかかる。
12時を過ぎた頃、パソコンが動かなくなった。
再起動をすることで、午前中の作業分が全て消えた。
お昼休みに30分弱の仮眠をした。
スッキリとめざめ、午前中の作業分をやり直す。
データは消えても、やったことは頭の中に残っているため、復旧は早い。
3時間かかった作業分を、2時間弱で終わらせた。
18時頃に仕事を切り上げる。
今日中には終わらなかったが、期限は来週中なので全く問題はない。
職場を出て、家路に向かう。
八王子駅に19時半に到着。
家までの30分強の道のりの途中に長い階段があり、いつも息切れをしていたが、今日は息切れをしなかった。
家に20時過ぎに到着。
夕飯を済ませてから、台所の棚と、洗面所の棚を組み立てる。
何度か作り直し、22時まで作業。
シャワーを浴びて、寝間着に着替えて、ブログを書き始める。
どうですか?
まるで違う印象を持ちませんか?
前半の、いつもの私目線の場合は、できなかったことばかりに目を向けていることにお気づきでしょうか?
一方で、後半のコーチ目線の場合、できたことに目を向けています。
別に、できたことだけを過大に評価しているわけではないんです。
過大評価も過小評価もせずに、単に『何が出来たのか』を淡々と観察しているだけなんです。
それなのに、これだけ印象が変わるんですよね。
普段、私たちは失ったものを大きく捉え、手にしているものを小さく捉えがちです。
だから、本当はたくさんのものを手にしているはずなのに、失くしたものや手に入らなかったもののことばかりを考えてしまうんですよね。
だから、本当は幸せなのに、幸せであることの気づきにくいんですよね。
あなたは、違いますか?
手にしているものに、ちゃんと目を向けられていますか?
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