正しいということ
今お世話になっている会社に、新人さんが何人も入ってきました。
いや~、初々しいですよね~。
新人さんって。
私にも、そんな時がありました。
もう、随分と昔の話ですけど。 笑
っていうか、誰にも新人だった時期がありますよね。
右も左も分らず、何が正解なのかも分からず、ただ指示通りに仕事をこなす日々。
そして、指示通りにできないと怒られて、指示通りにしても「指示通りにしか出来てない」と怒られたり。 笑
「怒ってもらえるだけ、ありがたいと思えよ!」
そんなことを言われたことも。
怒られないようにしようと思ってるのに、怒られるのがありがたいって、意味がわからん。
そんなことを思っていました。
そうやって、あの頃は、理不尽だと思うことだらけでしたが、今なら先輩方が何を言おうとしていたか分かる…気がします。
ある程度の年齢になると、怒られることがなくなってきますよね。
というか、怒られても素直じゃなくなる。
若い時だったら素直に謝れたのに、歳をとると素直になれず「何であなたにそんなことを言われるわけ?」って逆ギレしたり「○○のせいだ」と何か別のもののせいにしたり。
だから…なかなか直りません。
なんども同じことを注意されることになる。
全員がそうだとはいいませんけど。
中には、素直に自分の過ちを認め、自分の行動や考え方を日々修正してる人もいます。
そういう方は、周りからも信頼されます。
誠実だし、考え方も柔軟ですから。
一方で「私が正しい」と思い込んでいる人は、周りから煙たがられるし、信頼もされない。
私も、昔は勘違いしていたんです。
正しいことを言って、正しい行いをしていたら、人から信頼されるって。
でも違っていました。
ただ単に「真面目な人」と思われるだけ。
一方で、ちょっと気が抜けていて、いい加減そうな人が人気があったり…
「何であの人は人気があって、私は煙たがられるの?」
って、不思議に思っていました。
とうか、嫉妬していました。
でも、ある一言を聞いて、眼が覚めました。
「正しいという字は、一つのところに止まると書くんです。だから正しさにこだわると、一つのところに止まり続けることを意味するんです」
ガ~ン。
すごくショックでした。
良き人間に成長するために、正しいことをしようと思っていたのに、成長するどころか成長を止めていたとは…
考えてみればそうですよね。
昔は正しかったことでも、今では、間違いだという事もいっぱいある。
一般的には正しいと思われてたことも、実は間違いだったという事もあります。
つまり、正しいとされることも時代とともに変化するわけです。
その時代の文化や風潮に合わせて。
それらを「それは間違っている!」とか「そんなのおかしい!」と言っても煙たがれるだけ。
・結婚前なのにキスなどけしからん!
・学生の分際で恋愛など言語道断!
・上司の誘いを断るとは無礼な奴だ!
・会社を辞めるのは忍耐力がない証拠
・・・などなど
昔だったら、賛同する人もいたかもですが、今なら「何を言ってるの?」と不思議がられるでしょうね。 笑
え~っと…
何の話でしたっけ…
あっそうそう、新人さんの話。
新人さんはいいですよね。
まだ「これが正しい」というものを持ってませんから、何かにこだわって素直に聞けないということがないはずですから。
まぁ、若くてもプライドが高くて、素直になれない人もいるでしょうが…(それはそれとして)
だから、若い人はどんどんと新しいことを吸収して、どんどん成長する。
うかうかしてると、あっという間に追い抜かれてしまうかもしれません。
だから、私達も立ち止まらずに成長を続けていきたいものです。
正しさにこだわらず、時には新しい考え方を取り入れながら。
だから、新人さんと話す機会があれば、どんどん話した方がいいですよ。
「ほう!そう考えるのか~」と驚くことが多いはずです。
それが刺激になって、頭が柔らかくなっていくはずですよ。
え?私は話してるのかって?
私はいいです。
高校生の娘達に刺激を受けていますから。 笑
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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