あなたも流してみませんか?
3月3日は『ひな祭り』。
まだ、娘達が小さかった頃は、毎年出して、ひな壇に並べていましたが…
いつの間にか出さなくなりました。
出したら場所を取るし、片付ける時は面倒だし…
いつまでも出しておくと、嫁に行くのが遅れるとか言うし…
「今年は出すのをやめとこか?」
そう言って、出さなくなって久しくなりました。
お人形さん達は元気にしてるだろうか?
そんな事を思ったりしますが…
思うだけ。
結局、今年も出さないままでした。
結構、いい値段したんだけどなぁ。
…
そう言えば、娘達が産まれてすぐに雛人形を買いに行った時、店員さんに「1つだけでよろしいですか?」って聞かれたんです。
どういう意味かと聞くと、
・もともと、人形は災いの身代わり
・災いを引き受けて守ってくれるもの
・子供の健康と幸せを願って飾るもの
との事で、娘1人に対して1セット必要じゃないか?って言うんです。
「ほな、娘が3人いたら、3セット買うってか?アホな事言うな!」
って心の中で叫んで…丁重に断って1セットだけ買ったのを覚えてます。
「うちは、1セットで2人を守ってもらおう」
そう思って、いいのを買いました。
それが…今は、押し入れの中。
まぁ、今でも幸せなので、押し入れの中に居ても、災いから守ってくれているようですけどね。
ところで、昔は、人形を川に流していたそうですね。
病気や災いを、全部人形に身代わりになってもらって、流したそうです。
といっても、立派な人形ではなく、紙や藁などで手作りしたそうですが。
今でも一部の地域では、ひな人形を川に流す習慣が残ってるそうですね。
そう言えば、よく「水に流す」って言いますよね。
誰かと何かあっても「昔のことは、水に流そう」とか、何か大きな失敗をしても「水に流すよ」って。
いい言葉ですよね。
あなたも、何か流したいと思うことはないですか?
誰かに言われた嫌な一言。
忘れてしまいたい過去。
積み重なった悩みや苦しみ。
全部、流してみませんか?
何でも流していい川に。
ちょっと想像してみてください。
目の前に、ゆったりと流れる大きな川がある情景を。
そこに、あなたが流したいと思ったことを、木の葉の上にのせて浮かべてください。
何枚でも、何十枚でもいいです。
あなたが手放したい気持ちを全部。
その木の葉が、ゆったり流れていく情景を眺めてみてください。
それらが、だんだん遠くにいって…だんだん小さくなって…見えなくなるほど小さくなって…消えていった時、あなたはどんな気持ちになりますか?
その気持ちを、充分に味わってみてください。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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