電話に出るか出れないか
「もう、生きる気力がないねん」
「生きていく目標がなくなったわ」
「なんか…すごい疲れるねん」
電話口で、母が話していました。
義父が亡くなって、1週間が経ったので、少しは落ち着いたかと思い電話をしたのですが…
母「全然、落ちつかへんがな。年金の手続きもせなアカンし、公共料金の引き落としの変更もせなアカンし、確定申告もあるし、やることがいっぱい」
私「ほうか~」
母「年金がいくらになるか聞いたら、遺族年金を合わせても、ギリギリや」
私「そうなんや~」
母「ほやけど、私が死んだら、葬式代くらい出せるように用意しとくから」
私「ハハハ(笑)ほらありがたいな」
母「ほんまは、もっと残してやりたいけどなぁ」
私「もっと、自分のために使い~な」
母「お金貯めても、目標がないがな」
そして…
冒頭の言葉。
・もう、生きる気力がない
・生きていく目標がなくなった
・なんか…すごく疲れる
ちょっと心配です。
今は、まだ亡くなって1週間なので仕方がありませんが、これが1カ月も続くようなら危険です。
うつ病の可能性もあります。
まぁ、うつ病になったと言っても、驚きませんけどね。
というわけで、まだ焦っても仕方がないので…
私「ほやけど、これからうちの娘らの結婚もあるし、それから子供を産んだら、ひ孫の顔も見なあかんで。」
(ちなみに、まだ娘達は高校生です)
母「そやなぁ(笑)それまでもつ?」
私「もってもらわんとなぁ(笑)」
母「ほな、長生きするわ~」
私「そうしてや。ほな、またな~」
そして、電話を切りました。
ちょっと安心しました。
電話に出てくれる間は、まだ大丈夫ですからね。
本当に何もする気にならなかったら電話にも出れませんから。
だから、そういう意味でも…
時々、電話するつもりです。
電話に出てくれることを期待して。