心のプログラミングなら教えたいのに…
プログラミングの家庭教師募集!
そんなメールが届きました。
(家庭教師を紹介する会社から)
生徒は中学1年生で「プログラミングの課題を学校に出すので教えて欲しい」とのこと。
ご存知でしたか?
既に中学校でプログラミングの課題が出されているんですって。
私は、すごく驚きました。
先日、娘からPowerPointの使い方を聞かれた時も驚きましたけど、それ以上の驚きです。
でも、思うんです。
それでいいんだろうかって。
プログラミングの経験がある方なら分かると思いますが、プログラミングをするには、単に言語を覚えるというだけではなく『物事を抽象化する』力が必要なんです。
そして、この『物事を抽象化する』ということが得意だという人もいれば不得意だという人もいます。
それを、全員が同じ様に身に付ける必要があるんだろうかと思うんです。
『物事を抽象化する』力には副作用もあるのに…
これについて話すと長くなるので、またの機会に話しますけど…
それは脇に置いたとしても、他にも疑問があります。
今の子供たちが大人になった時に、プログラミングは必要ないんじゃないかと思うんです。
だって、いまだってプログラミングなんてしなくても、いろいろできますから。
例えばこのブログだって、以前ならプログラミングが必要だったはずですが、今ならプログラミングは必要ないんです。それも一瞬で作れます。
ちょっと複雑なことをしたくなっても、それをやってくれるプログラムをよそから持ってくればいいだけです。それも無料で。
だから、いまでもプログラミングがなくても充分なのに、今の子供たちが大人になった時に、プログラミングが必要だとは思えないんです。
それよりは…
これからの子供たちに必要なのは、プログラムを作る力なのではなくて、プログラムを選ぶ力だと思うんです。
・どのプログラムが自分に必要なのか
・どのプログラムが自分には不必要か
・どれを外すと、どれに影響が出るか
・どのプログラムが、何を邪魔するか
・最も良いプログラムの組み合わせは
などなど。
もしかしたら、それさえも人工知能が提案してくれる時代になってるかもしれませんけどね。
というわけで…
プログラミングの家庭教師は辞退しました。
どうせ教えるなら、本当に必要な事を教えたいですから。
例えば、心のプログラミングとか。
心のプログラミングの家庭教師なら喜んでやるのになぁ…
今日は、このへんで。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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