うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

誰よりも、心に寄り添い相談にのる40

2017.02.05


【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。


今回も、無料での相談を受けた中から(公開を前提とした相談は無料です)厳選したものを、ご紹介します。

 

●相談の要約

相談があったのは、今から5カ月前。
・死にたいと言う衝動がおさまらない
・何回か安定剤の多量服薬で入院した
・私は産まれてこなければ良かった命
・娘や孫の為に生きなきゃと思ってる
・娘や孫の幸せだけを毎日願っている

と、悩んでいらっしゃったお客様から
生活保護に戻るくらいなら、どこかのビルから飛び降りる方を選びたい。こんな私に救いは残っているのか?
という相談がありました。

 

●私の気持ち

 正直言って、怖いと思いました。
何が怖いって、私に受け止める自信がなかったんです。もし適切なことを言えなかったらもし言い方を間違えてしまったら…と足がすくみました。
でも、大事なことに気づきました。
答えを選ぶのはお客様なんです。
誰の意見を聞くのか聞かないのか、選ぶのはお客様なんです。それなのに「私が一人で全部受け止めないと…」と自分勝手に思い込んでおりました。
お客様の人生を自分が背負えるかと不安に思うなんて、僭越な人間です。
ちょっと、自分を恥ずかしく思いつつ姿勢を正しました。

 

●私が、お伝えたこと

そして、私はこうお伝えしました。
「何故『産まれなければ良かった』と思っているか私にはわかりませんが、あえてそう仮定すると、娘さんもお孫さんも、そうなってしまいますよね。
あなたがいるから、存在する訳です。
娘さんやお孫さんの幸せを毎日願っているのだとしたら、それはあなたが、この世に産まれてきたから願える事だという事実に気付いて欲しいんです。
娘さんやお孫さんに幸せでいて欲しいと思うなら『産まれて、ありがとう』と思うなら、それは、あなたに対して『産まれて、ありがとう』という事。
この思いを受け取って頂けると嬉しいです。」

 

※お客様からは、
自分が産まれていなければ娘や孫に会えなかった事実を認識できました。激しい希死念慮からは脱したものの、また鬱状態から身体が動かせなくなる等で、自信が持てなくなってますが、焦らずに乗り越えて行きたいです!」
と、コメントを頂きました。

 

どこまで、お客様に寄り添えたのか、それは、いまの私にはわかりません。それでも、誰よりも、心に寄り添って相談にのれるよう、頑張っています。

寄り添う

 

自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。

 

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