『うつ病を理解してもらえない』というあなたへの手紙
【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。
もし『うつ病を理解してもらえない』と悩んでるなら読んで見てください。
あなたのための手紙です。
一方『うつ病は弱い奴がなる病気だ』と思ってるなら読まないでください。
あなたには理解できないはずなので。
そしていま、辛い思いをしてるだろうと思います。
あなたが理解して欲しいと思っているのは、身近にいる人だと思います。
身近な人だからこそ、理解して欲しいのに、理解してもらえなくて辛いんだろうと思います。
・なんでそんな目でこっちを見るの?
・なんでそんなことを言っちゃうの?
・こんなに辛いのに、わからないの?
イライラしたり、悲しくなったり…
「分からないなら、放っておいて!」と叫びたくなるときもあるでしょう。
わかります。みんなそうですから。
そして、もしかするとあなたは、理解してもらうためには、何かをしないといけないと思ってるかも知れません。
しかし、残念なお知らせがあります。
『うつ病を理解してもらえない』のは仕方がないことなんです。
うつ病を経験したあなただからこそ、辛さがわかっているのでしょうけど、そうでなければわからないんです。
もしも、あなたがうつ病でなければ、うつ病のことを分かろうとしました?
私は、経験したからこそ調べました。
ガンで苦しむ人の辛さがわかります?
私にはわかってるなんて言えません。
目が見えない人の辛さがわかります?
私にはわかってるなんて言えません。
聞こえない人の辛さがわかりますか?
私にはわかってるなんて言えません。
推測できても、本当はわかりません。
そして、この推測がクセ者なんです。
推測には、思い込みが絡んできます。
例えば『心が弱い人がうつ病になる』なんていう思い込みを持っていると、「弱気になっていてはダメだ!」とか「目の前の問題から逃げちゃダメだ」なんて、良かれと思って言ってしまうんです。
その一言が、私達を傷つけるなんて、思いもしないで。
または『うつ病の人は突然にキレる』なんていう思い込みを持っていると、まるでハレモノに触るような関わり方になってしまうんです。
その行為が、私達を傷つけるなんて、思いもしないで。
ただ、彼ら彼女らは、知らないだけ。
そして、自分達が分かってないということを、わかってないんです。
そして、それは仕方がないことです。
私達が、他の病気のことをわからないように。
単に、彼ら彼女らは、知らないだけだということを許してあげてください。
自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。