「誰のおかげでメシが食えると思っているんだ」という話
関東で猛威を奮った台風が過ぎて…
何事もなかったかのような日曜が、始まろうしていました。
「買い物でも行く?食べ物とか小物とか、いろいろ欲しい物があるし…」
そう、家族に声をかけましたが…
長女は「13時から美容院の予約がある」とか次女は「14時から友達と食べに行く約束がある」とのことで…
午前中なら、一緒に買い物に行けるということで話がまとまりました。
でも…実はいろいろと気になることがありまして…
まぁ、気にしてばかりいても仕方がないので、買ったばかりの車で出かけたわけです。
車で10分ほどの所に、服屋や家具屋や100円ショップや食品スーパーを含む複合施設があります。
そこに行けば、欲しい物はほぼ全て揃います。
でも、それは普段であればの話。
あの台風があった後ですから、まず商品が揃っているのか、そもそも店は開いているのか、そもそもそこで働く人は、店に出て来れる状態なのか。
まずはそれが気になっていました。
(他にも気になる事はありましたが)
だから、店が開いてないことを覚悟しながら、車を運転していたんです。
当たり前の話ですけど…
みんな助け合って生きているんですよね。
何かを作る人もいれば、何かを売る人もいる。
何かを直してくれる人もいる。
そして、そのやってくれたことへの対価として私達はお金を払っている。
そして、別のことでお金を頂く。
そうして、私達は生きています。
でも、それは当たり前ではない。
いくらお金があっても、そこで懸命に働く人がいないと、私達は何も手にすることはできないわけです。
そして、それは逆のことも言える。
いくらお金を払われても、働けない時は働けないわけです。
人にもそれぞれの事情があるから。
だから、いつでも何でも手に入れることができる保証なんてない。
何でも手に入ることを当たり前だと思っていてはいけないんです。
そして、手に入らないことに怒りを感じても仕方がないんです。
手に入らないことがあるのが当たり前だと思った方がいいんです。
その方が、欲しいものを手に入れた時に感謝の気持ちも湧いてくるから。
それを手に出来たのは、誰かが懸命に働いたおかげなんですから。
そして、私達は複合施設に到着しました。
何でも揃っていました。
食べ物も服も小物も…
そして、そこで働く人も。
みんなそれぞれ事情があっただろうに。
台風の翌日から、ちゃんと働いて…
本当に、有り難いことですよね。
そして、娘達は各々のお金で服を、妻は主に食材を、私は部屋の模様変えに必要な道具を、それぞれ購入して、施設をでました。
長女や次女の用事に間に合う様に。
でも、それも気になっていました。
台風の翌日から美容院が開いているんだろうか?
台風の翌日からレストランが開いているんだろうか?
って。
だから一応、娘達に、それぞれの店に電話で確認するようにいいました。
で…
結果的には、美容院もレストランも開いていた様で…
二人とも満足した様子でした。
本当、有り難い話ですよね。
二人とも、その有り難さに感謝してくれているといいなと願っています。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、まずは気軽に、ご相談ください。