残された人
大事な人が亡くなって、悲しい思いをしたことがありますか?
もっと、いろいろ話したかった。
もっと、いろいろ聞きたかった。
なんであの時、いってあげなかったんだろう。
すぐにいってあげればよかった。
なんて、後悔したりしてませんか?
そう思っても、いまさらどうしようもないことはわかっているのに。
また一人尊い命が失われました。
「9月は自殺が多いから、みんなで気をつけましょうね」って、自殺予防強化月間にもなっているのに。
自殺が止められない。
どうしたら立ち止まってくれるだろうか。
どうしたら話を聞いてくれるだろうか。
どうしたら、一人で抱え込まずに、相談してくれるのだろうか。
そんなことを考えています。
今まで何回も、自殺についての話を書きました。
私自身も、自殺しようとしたことがあったけど、立ち止まることができたから、いま(そこそこ)幸せな人生をおくっています。
もしあのまま死んでいたら、娘達のセーラー服姿も見れなかったし、高校の合格を祝うことも、大学合格を祝うこともできなかった。
娘達の浴衣姿も見れなかった。
毎日ブログを書くこともなかった。
公認心理師を目指すこともなかっただろうし、そのために心理系の大学に行くこともなかった。
私の人生は30代で終わりだった。
でも、自殺を立ち止まることができたから、いまこうして自分がやりたいことをやれています。
いま振り返ると「なんであんなことで、死にたいと思ったんだろう」って不思議な感じもしますけど、うつ病がそんな気持ちにさせたのかもですね。
とにかく、私は立ち止まることで、新たな人生を歩むことができた。
だから、いま死にたいと思っている人がいたら、少し立ち止まってほしいと思うんです。
信じられないような未来が待ってるから。
こんなことを言っても、見ず知らずのおじさんの話を信じてくれる若者は少ない。
未来に希望が持てないのに「未来に希望を持ちましょう」なんて言っても今すぐには、受け止めるのは難しい。
そんなことが出来たら、悩まない。
でも、病気が治れば、少しは希望がわいてくるかもしれない。
死にたいと思うのは病気だから。
だから、まずは死にたいと思う病気を治すところからはじめてほしい。
それに、大事な人を亡くした経験がある人なら想像できると思うんです 。
私が死んでしまったら、大切な人が泣いてしまうし、後悔させてしまう。
そんな気持ちには、させたくない。
そう思ったら立ち止まって欲しい。
決して一人ではなんだから。
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