夢に近づく一歩
私には夢があります。
それは『うつ病で悩む人がひとりもいない世界を創る』ということ。
そのことを夢にしたのは、いまから5年ほど前になります。
あの頃はまだ、私自身が、うつ病の再発を恐れて悩んでいました。
1度よりも2度、2度よりも3度、うつ病の再発を繰り返すたびに、再発の可能性が高まると言われている中、うつ病を3度も発症した私。
もう私は、うつ病と一生付き合っていくしかないんだろうか。
うつ病の再発を恐れながら生き続けないといけないんだろうか。
一生安心して暮らすことはできないのだろうか。
そんなことを思っていました。
そんな私に、夢や希望などあるはずがありません。
私が抱えていたのは絶望でした。
でも、もし夢が叶うのなら…
私は、一生、うつ病の心配をしなくてもよくなりたい。
そう思いました。
いま抱えている不安や絶望を手放して、楽になりたい。
そう思いました。
でも…すぐに「そんなことは無理」だと諦める感じもあります。
そんなことをしてくれる先生がいるなんて聞いたこともないし、そういうサービスも聞いたことはない。
それに、うつ病の原因については、まだ解明されていない部分もあるとのことで、そんな状態で、完璧な治療法や予防法が出てくるわけがない。
だから、諦めるしかないんだろうと思っていたんです。
誰かが言いました。
「そいういうサービスがないなら、自分で作ればいいんじゃないの?」
って。
「そんなの無理に決まってるやん」
すぐそんな気持ちが湧いてきます。
「そんなのがあったら、自分が一番欲しいって」
そんな気持ちでいっぱいです。
でも、また誰かに言われました。
「自分が一番欲しいものを作れば、それでいいじゃないか」
って。
背中や頭に衝撃が走りました。
私はただの『元うつ病患者』です。
何の医療的知識も持ち合わせてないし、資格などもありません。
そんな私に、そんなものを創る力があるわけがない。
そう思っていましたが、もしもできたら凄いとも思えます。
「夢なんて、そういうものじゃん」
そんなことを、誰かに言われた気がします。
それから何年かして…
私は、『うつ病再発予防コーチ』と名乗るようになりました。
私にとっては、非常にリスクがある言葉です。
何の医学的知識も持ち合わせてない私が『再発予防』などとうたってよいのだろうか。
そんなことを悩みながら名乗ることにしたんです。
そして、いつまでも悩んでいただけでは仕方がないので、じっくりと勉強をすることにもしたんです。
心理学や精神医学について。
今私は、心理系の通信大学に通っています。
そこを卒病したら、今度は心理系の大学院に行く予定です。
ちょっと気軽に考えていました。
でも…難関が待ち受けていることを初めて知りました。
それが『心理英語』という分野。
心理学の専門用語的な英単語を覚えつつ、心理学について英語で書かれた論文を訳す力が求められる。
普通の英語だけでも苦手なのに…
とりあえず、テキストと英単語の本だけは買いました。
あぁ…どうしよう…
そんな不安があっても、諦めるわけにはいきません。
それが私の夢に近づく一歩だから。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、まずは気軽に、ご相談ください。