知らない方が良かった?
知らない方がいいことってありますよね。
知らなかったら、心をかき乱されることもなかったのに…
知ってしまったからこそ、そのことから頭が離れない。
そして、ずっと心がかき乱されて…
早く記憶から消してしまいたい。
そんなことがありました。
先日の大雨の夜、娘が22時を過ぎても帰ってこなかったんです。
でも最近は、24時を過ぎることも時々あったので、
「今日もまた遅いのかな?」
くらいで、それほど心配はしていなかったんです。
だから、早めに寝てしまいました。
多分、寝たのは22時半頃だったと思います。
考えてみれば、私が大学生の時は、一人暮らしをしていました。
誰からも何も束縛されない、自由な生活。
何時に帰ろうが、部屋で何をしようが、誰にも文句は言われません。
あの頃の私は、完全に自由でした。
でももし、あの頃の生活を親が見ていたら、心配しただろうと思います。
もし、同居とかしていたら…
多分、親はストレスが溜まって仕方なかったと思います。
そういう意味では、私が一人暮らしをしたことは、私にも親にも良かったことだと今は思います。
しかし、今の私には、娘二人を一人暮らしさせられるほどの金銭的な余裕はありません。
そういう意味では、娘達には申し訳ないと思っています。
もっと私に力があれば…
もっと私が稼いでいれば…
もっと私に蓄えがあれば…
私がうつ病になどならず、出世していれば…
そんなことを思っても仕方ないことはわかっていますが…
ついつい、考えてしまうんです。
私は、親らしいことをしてあげられているのだろうか。
って。
早く寝た分、翌日には早く目が覚めて、朝5時くらいからいろいろやっていました。
台所を片付けたり、お風呂に入ったり、ビデオを見たり、着替えたり。
天気も良かったので、買い物にでも出かけようと、玄関を出たのが6時半頃でした。
向こう側から娘が帰ってきました。
私:えっ?!今帰ってきたの?
娘:そうだよ。
私:えっ?!えっ?!えぇぇぇ?!
娘:先輩が、おごってくれたんだよね
私:あぁ…そうなんや…
そして娘は家に入っていきました。
私は一人、何だか心がワサワサした状態で、買い物にでかけたのですが…
てっきり、昨夜のうちに帰ってきていると思ってたんですよね。
知らない方が良かった。
でも…
娘は、もう大学生なんですよね。
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