清く正しく美しくとまでは言わないけど
人への思いやりの気持ちを大事に。
風格を磨け。
見たい物を見、聞きたい事を聞け。
これは、中野家の家訓です。
と言っても、中野家に代々受け継がれてきた家訓ではありません。
我が家に娘達が誕生した際に、私が作りました。(笑)
作らないとマズイと思ったんです。
以前にもブログに書いたことがあるので、ご存知かもしれませんが…
家訓がないと、子供も混乱するし、私達親も混乱すると思ったんです。
当たり前のことですが、夫婦は結婚するまでは赤の他人です。
それぞれに親がいて、それぞれ別の考え方や環境の中で育ってきました。
その二人が共同生活をするだけでも大変なはずなんです。
お互いに、当たり前だと思っていたことが違うわけですから。
そんな二人が子供を育てる親となるわけですから、当然、子育てに関しても考え方の違いから衝突が予想されるわけです。
まぁ、夫婦の衝突は当たり前のことだとしても子供にとっては大変です。
同じことをしても、父親は怒らないけど母親は怒るとか、その逆で、父親は怒るけど母親は怒らないということがあると、子供としては混乱します。
一体、どっちが正しいの?
どちらの言うことを聞けばいいの?
って。
「考え過ぎじゃないの?」って思うかもしれませんが、実際、私が子供の頃に、同じことを思ったんです。
どっちを信じればいいの?って。
同じ混乱が、娘達に起こらないようにしたいと思いました。
また親としても、どういう時に叱りどういう時に叱らないのかをはっきりさせておかないと、それぞれの気分で怒ってしまいかねないと思いました。
だから、この家訓から外れることがあれば叱り、この家訓の範囲なら叱らないということにしたんです。
まぁ、これまでの18年間で感情で怒ったことなど一度もない。と言えば嘘になりますけど。汗
でも、今の自分が叱ろうとしているのか、感情で怒っているだけなのかは家訓と照らし合わせればわかります。
だから、家訓は、子供達のためでもあり、感情で暴走しないようにする親のためでもあったわけです。
この家訓が、一種の道徳観となっていたわけです。
で…
なぜいまこんな話をしているのかと言いますと…
日本人の道徳観って、どこにいったんだろうと思うニュースが多いと感じたからなんです。
・他人の車の前に割り込んでおいて、急に車を停めた上で罵声を浴びせる男
・勤務中にお酒を飲んでおきながら、飲んでないと嘘をついてた客室乗務員
・女子中学生にわいせつな行為をした上、その動画をネット上に公開した男
もちろん、これらは全て犯罪です。
道徳観がどうのこうのと言っている場合じゃないことはわかっています。
でも、思うんです。
なぜ罪を犯す前に、立ち止まろうとしなかったんだろうかと。
罪を犯すまでは、社会人として認められている立派な大人だったはず。
それが、一瞬にして犯罪者扱い。
その瞬間に、家族や親戚にも迷惑をかけてしまうことが確定します。
罪人になってから後悔しても遅い。
罪を犯す前に気づいて欲しいと思うわけです。
特に、自らの意思で罪を犯している人達には。
いつもお天道さんに見られているという意識を忘れずに。
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