うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

夢の実現と、その現実問題

2018.11.23


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 大学入学説明会に行ってきました。

 

 来年度から、大学に入学しようかと考えていますので。

 

 といっても、働きながらですので、通信大学ですけど。


 公認心理師ってご存知ですか?

 

 実は最近まで、心理に関する支援を行う国家資格が、日本にはありませんでした。

(これまで『臨床心理士』という資格がありましたが、民間の資格です)

 

 そして『心理カウンセラー』という仕事は(極端なことを言えば)資格がなくても出来る仕事でした。

 

 とは言え…

 

 名乗るための資格が何もないと不安になるので、みんな資格をとろうとするわけです。

 

 そんな要望に答えるためなのか…

 

 『心理カウンセラー』と名乗るため資格が、山ほどあります。

 

 全て民間の資格ですけど。


当然、知識も技術もバラバラです。

 

 たった数ヶ月勉強しただけの人から数年以上勉強して技術も磨いてきた人までいます。

 

 みんな『心理カウンセラー』です。

 

 数年以上勉強して技術を磨いてきた人にしてみれば「数ヶ月勉強しただけの人と同じにするな!」って言いたいでしょうけど…仕方がありません。

 

 いろんな団体が、自分達の基準で、勝手に資格を発行しているので。


 そんな状況を危惧したからなのか…

 

 国会でいろいろ議論された結果…

 

 『公認心理師』が産まれました。

 

 以下、厚生労働省のサイトから

公認心理師法は、平成27年9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布され、平成29年9月15日に施行されました。

引用元:厚生労働省:公認心理師

 

 去年産まれたばかりなんです。

 

 そして、資格試験は今年から。

 

 そして、試験に受かって登録をすると『公認心理師』として名乗れることができて、以下のことができるようになります。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析

(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助

(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助

(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

引用元:厚生労働省:公認心理師

 

 「じゃあ、試験にさえ受かればいいのね」

 

 となるわけですが…

 

 そう簡単ではありません。

 

 試験を受ける条件があります。

詳細は厚生労働省のサイトを参照

 

 ちょっとややこしいのですが…

 

 とりあえず、私の場合の条件は

「4年制大学で公認心理師として必要な科目を履修した後、大学院に行って公認心理師として必要な科目を履修」

 

 ということになります。

 

 何年かかるんだという話です。笑


 というわけで…

 

 とりあえず、通信大学にどんな科目があるのか、どのくらい大変なのか、実習等はあるのか、等を聞きに行ったわけです。

 

 「そんなにしてまで、公認心理師の資格が必要なの?

 

 そう思うかもしれません。

 

 今日の説明会でも言われました。

 

 「途中で挫折する人も多いですよ

 

 って。

 

 そうでしょうね。

 

 

 私も正直、迷っています。(笑

 

 

 通信制だからこそ、モチベーションが続かないと挫折します。

 

 

 毎日、仕事が終わってから、勉強をする時間を確保しないといけません。

 

 年に何日か、直接学校に通う必要もあります。

 (仕事を休まないといけません)

 

 心療現場での実習も必要です。

(自分で探してくる必要があります)

 

 「ここまでやる必要があるの?

 

 そう思う人も多いと思います。


 でも… そこまでやるからこそ…

 

 安心して相談してもらえると思う。

 

 「そこら辺にいる素人じゃないよ」

 

 って。

 

 「相談に乗れるだけの知識と技術を習得するために何年もかけた人だ」

 

 って。

 

 あとは、現実問題です。

 

 お金と時間と気力の3つが必要。

 

 働かないとお金が入ってこない。

 

 働き過ぎると勉強する時間がない。

 

 頑張り過ぎると気力が続かない。

 

 3つのバランスが必要です。

 

 1つでも欠けるとダメなんです。

 

 それを『やる』と決められるのか。

 

 これからじっくり考えます。

 

 自分の夢の実現と、その現実問題。

 

 難しい問題ですから。

 

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