ゆるせない時に読んでみてください。
あなたには、ずっと怒りを感じてることや恨みを持ちつづけていることはありますか?
それは、誰かに対してかもしれないし、何か対してかもしれないし…
自分に対してかもしれません。
今の自分に対してかもしれないし、過去の自分に対してかもしれません。
それは、ゆるせないと思うことかもしれませんし、ゆるそうと思えばゆるせることかもしれません。
すでにゆるしたことになってることかもしれませんし、怒ったり恨んだりしたつもりもないかもしれません。
「そんなことで怒っても仕方ない」
と頭では分かっているのに、こころがそれをゆるしてないかもしれない。
そういうことはありませんか?
…
私はあります。
…
人には偉そうに「怒りを手放して」とか「ゆるしてあげてください」とか言ってるくせに、私にもゆるせてないことがあるんです。
こういうことを書くのは恥ずかしいと思うと同時に、怖さもあります。
「結局は、口先だけの人なんだね」
そう思われるのが怖いんです。
でも…
思われても仕方ないですよね。
結局、人には言ってることが、自分では出来てないんですから。
結局、それだけの人間なんです。
笑ってやってください。
バカにしてやってください。
でも…
それでも私は言いつづけます。
ゆるせることなら、ゆるしてあげてください。
それは、誰かのためでもなく、何かのためでもなく…あなたのために。
うすうすは気づいているはずです。
その、ゆるせないという気持ちが、あなたの心身を蝕んでいることを。
そして、それをゆるせない限りは、癒されることもないし、心が晴れやかになることもないということを。
だから、あなたが癒されたいと思うなら…心が晴れやかになりたいと思うなら…少しずつでもゆるして欲しい。
すぐにはゆるせないことなら、それをゆるすということを、ゆるすということから始めてみてください。
でも、私は言いません。
「もう怒らないようにしましょう」とか「怨んではいけません」なんて。
人間ですから、怒ったり恨んだりは普通にあります。
それなのに、それをやってはダメだと言われると、本当に思っていることを隠そうとしたり、思ってないフリをしてしまいます。
怒っているのに、怒ってないフリ。
恨んでいるのに、恨んでないフリ。
そっちの方が、身体を壊します。
だから、私は言いません。
それに…
そんなことを言った瞬間に、嘘つきなってしまいますから。(笑)
だから私は、私が怒ったり恨んだりするたびにそれを認めて、その理由を把握して、ゆるせるものはゆるすようにしています。
少しでも自分が楽でいるために。
そして、すぐにゆるせないものは…じっくりと時間をかけて丁寧に扱っています。
ゆるせないと思うことで、何を手に入れようとしているのかを。
そうして、ゆるせたものもありますし、今はまだゆるせてないものもあります。
十年以上経っていること。
二十年以上経っていること。
三十年以上経っていること。
それでもいいんです。
いつかはゆるせる時が来ると信じていますから。
あなたは、どうですか?
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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