世の中、捨てたもんじゃないですね。
またか!って思う時ありませんか?
以前とはまったく違う状況なのに、あたかも同じ状況だと錯覚してしまうこと。
そして、いつもこうなんだよなぁ~って、自分の運命を呪ったり。
私は、その傾向が強い方です。(笑
今回も、そうなりかけたんです。
お昼に、吉野家の牛丼を食べる予定でしたが、なぜか中華料理屋に入ってしまいました。
別に、それ自体は良かったんです。
でも、案内された席の隣が…
先日と同じ、おばさん二人組。
同じと言っても、先日の『てんや』で、隣の席にいた人とは別の人です。
単に『おばさんの二人組』が隣の席にいるという状況が同じだという話。
そして、そのおばさん達が、食事をしながら、ぺちゃくちゃしゃべってる状況が同じだという話。
そんな状況なら、どこにでもあると思います。
でも、私は…
またか!って思ってしまいました。
そして、
・また、若い人の悪口を聞かされる?
・また、周りを考えずに大声で話す?
・また、待ってる人がいるのに長居?
って、思ってしまいました。
ところが…
今回のおばさま達は、比較的静かに話していて、全然聞こえないんです。
驚きました。
正直…おばさんは、全員おしゃべりで、全員が周りのことを考えないんだと思ってました。
だから、そうじゃない方々がいると言うことに驚いてしまいました。
世のおばさま方。
本当に、申し訳ございません。
そんなことを思っているうちに、私の席に、おじさんがやってきました。
(私もおじさんの部類ですが。 笑)
彼「あの~、相席よろしいですか?」
私「えっ!あっ!どうぞどうぞ」
これも驚きでした。
普通だったら、店員さんが聞きますよね。
「他のお客様と相席いいですか?」
って。
そして、了承すると、案内された客は何も言わずに座るのがほとんど。
特におじさんは。
そして
・店員に案内されたから座ったんだ
・俺が座りたくて座ったわけじゃない
・大体、なんでこんなに混むんだよ!
って顔をして、不機嫌そうに座るのが普通だと思ってました。
それが、そのおじさんは自ら笑顔でやってきて、相席してもいいかどうか聞いて、了承したら、会釈まで。
こんな紳士的なおじさんがいるとは思ってもいませんでした。
世のおじさま方。
本当に、申し訳ございません。
日本中のおじさんが、自分勝手で、無礼で、そのくせ、他人のことは無礼だと罵る人種だと思ってました。
だって、電車の中ってそいういう人しかいないので…
あっ!申し訳ございませんって言いながら、言い訳しようとしてる…
重ね重ね、申し訳ございません。
そうこうしてる間に、頼んだ料理が来ました。
そして、いつも通り黙々と食べて…
でも、相席の紳士の頼んだ料理は、なかなか来ません。
もしかしたら、イライラしてるかなと思い、ちらちら顔を見るんですが…
落ち着いた表情で、スマホをご覧になっていらっしゃいました。
さすが、紳士。
待ちくたびれて、コップの水は空になっていましたが。
イライラした感じは見せません。
そして、私が食べ終わる頃に紳士の料理が来ました。
その時、店員に紳士が言いました。
紳士「あの~水もらえますか?」
・・・
店員「あぁ…、そこにあります」
・・・
えっ?そこってどこ?
私も驚きました。
私達のテーブルには、ありません。
そしたら、隣にいたご婦人方から…
「たぶんこれです。どうぞ。」
って、隣の席の水差しを紳士に…
紳士は、ご婦人に感謝しつつ…
飽きれた感じで呟いていました。
「こんな接客、普通ないよなぁ~」
私もそう思います。
そして、早々に食べ終わった私は、会計を済ませて店を出ました。
満たされた気持ちで。
もちろん、食べた満足感もありますけど、紳士淑女に出逢えた満足感で。
ああいう人達に、私もなりたい。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
まずは気軽に、ご連絡ください。