新シリーズ:心が強くなるクイズを始めます。
あなたは、誰かの心無い言葉で傷ついたことはありませんか?
または、あなた自身の言葉があなた傷つけて苦しむことはありませんか?
例えば、容姿や性格、育ちについての言葉とか。
「そんなの気にしなくていい」って頭では分かっていても、気にすることってありますよね。
そして、それを気にしている間は、その言葉がずっと心を傷つける。
そんな言葉と戦うための武器を手に入れられるのが、このクイズです。
出来るだけ簡単なクイズにしてあるので、気軽に解いてください。
そして、いつでもこの武器を使えるようにしておいてください。
では、さっそく問題です。
問1:以下の文章の中から、最も間違っていると思われるものを1つ選んでください。
(a)私は、人間です。
(b)私は、動物です。
(c)私は、滋賀です。
それでは、回答です。
間違っていると思われるのは、c。
aやbには違和感がありません。
まぁ、ここでいう『私』という存在が普通の人だという前提ですが。笑
これが実は『私』という存在が、神だとか宇宙人だという前提ですと、aもbも間違いだということになりますが…そういうツッコミはなしです。笑
そして『私』という存在が普通の人だと考えると「私は、滋賀です。」はおかしいわけです。私=滋賀では結べないわけです。
何かが抜けてる可能性があります。
例えば、出身や名前など。
つまり「私(の出身)は滋賀です」とか「私(の名前)は滋賀です」なら違和感がなくなるわけですが、問題文のままだと間違ってると思われるわけです。
こんな感じで進めます。笑
辛くなったらいつでも止めて頂いて結構ですから、あなたのペースで解いてみてください。
では、次の問題。
問2:以下の文章の中から、最も間違っていると思われるものを1つ選んでください。
(a)私は、社会人です。
(b)私は、無職です。
(c)私は、劣っています。
では、回答です。
間違っていると思われるのは、c。
aやbには違和感がありません。
まぁ、中には「無職は間違ってる」とか思う方もいるかもですが(苦笑)ここでいう『私』の生き方に対して、とやかく言う問題ではありません。
ですから、そういうツッコミも無しでお願いします。笑
そして『私』の生き方に対しては、とやかく言わない(そもそも人の生き方に口を出すべきじゃない)として、aやbは今の事実を述べている文章。
でもcだけは、事実とは言えない。
劣っているか優れているかは、何かと比べないとわかりません。ですから「私は(兄と比べて)劣っています」とか「私は(両親の期待と比べると)劣っています」なら、違和感は消えるわけです。(比較するのが正しいのかどうかは置いといて)
だんだんとネガティブな言葉が出て来ますので、読むだけも辛いようならいつでも止めて頂いて結構ですから、あなたのペースで判断してください。
と言いながら、最後の問題です。
問3:以下の文章の中から、最も間違っていると思われるものを1つ選んでください。
(a)私は、健康です。
(b)私は、うつ病です。
(c)私は、問題児です。
では、回答です。
間違っていると思われるのは、c。
aやbには違和感がありません。
まぁ、中には「病気はダメでしょ」って思う方もいるかもですが(苦笑)ここでいう『私』の健康状態についてとやかく言う問題ではありません。
ですから、そういうツッコミも無しでお願いします。笑
そして『私』の健康状態についてはとやかく言わない(そもそも人の病気に口を出すべきじゃない)とすると、aやbは今の事実を述べている文章。
おそらく医者が判断したものだろうと推測できるわけです。
でもcだけは、そうとは言えない。
そもそも「問題児」って何ですか?
人によりイメージが違うはずです。
例えば、大辞泉の定義によると、
①教育上、特別な配慮を要する児童。特に、性格や行動面で問題をもつ児童をいう。
②発言や行動が周囲と合わない人。
と定義しているようです。
今回場合、①の定義と仮定すると…
それも違和感があります。
そもそもその様な児童であるなら、「私は、問題児です」などという自覚もないでしょうから。笑
次に②の定義と仮定すると…まぁ、それなら話は通じます。
つまり「私は(発言や行動が周囲と合わないという意味で)問題児です」なら違和感はなくなるわけです。
(それをどうしたいのかは本人次第)
まぁ、あくまでも辞書上の定義ですから「あなたの言う『問題児』とは、どういう意味ですか?」と聞くのが、一番確実ですけどね。笑
さて、今回の3つの問題には、共通するテーマがあります。
それは『抜けている』ということ。
問1のcは、出身や名前などが抜けていました。
問2のcは、何と比べているのかが抜けていました。
問3のcは、それが何を意味するかという定義が抜けていました。
実はこの『抜けている』というのが曲者で、普段の私達も無意識に、この『抜けている』状態で会話をすることがあるんです。
そして、その『抜けている』部分を勝手に想像して補おうとするわけですが…
それが別に友人や知人との何気ない会話ならそれでいいんですが…
あなたの心を傷つける様な言葉なら想像も補う必要もありません。
●「君は、遅いね〜。」
○「何が遅いのか意味不明。無視。」
●「君は、レベルが低いね〜」
○「何の基準か意味不明。無視。」
●「君は、ゆとり世代じゃないの?」
○「定義不足で意味不明。無視。」
そして、これはあなた自身が自身に言う言葉に対しても同じです。
●「私は、ダメだ〜」
○「どこの?何が?どうダメなの?」
●「私は、知識も技術も低く過ぎる」
○「一体、どこの誰と比べてるの?」
●「私は、負け犬だ〜
○「『負け犬』の定義は?具体的にはどうなりたいの?」
もしも、あなたを傷つける様な言葉に出会ったら、何かが『抜けている』状態になってないか確認して下さい。
それだけで、あなたの心を守る武器になりますよ。
そして、いまよりももっと、幸せな人生を歩んでくださいね。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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