明日からも
時には誰かを嘲笑って…
時には誰かに脅かされて…
時には誰かに裏切られ…
私は今日まで生きてみました。
車のスピーカーから聞こえた時に、なんだかドキッとしたんです。
まるで、自分のことを言われている気がして…
帰郷したついでに、母の車を借りて墓参りに行ったんです。
私一人で。
いつも母は来ません。
中野家を出た立場だから、中野家の墓を参るわけにはいかないと言って。
母の家から車で1時間弱の所にある中野家の墓。
いつもの道をいつものように運転していました。
鳴っていたCD以外は。
以前は、テレサテンばかりでした。
母のお気に入りだったようで。
でも、今回鳴っていたCDは、森山良子さんの『フォークソングの時代』というアルバム。
ユーミンの『卒業写真』や加藤和彦氏の『あの素晴らしい愛をもう一度』などをカバーしているアルバム。
「懐かしいなぁ」なんて思いながら一緒に歌いながら運転していました。
そして、気持ちよくなっていた時に鳴って来たのが、先程の曲。
♪私は今日まで生きてみました〜♪
ん?
今日まで生きてみました?
えっ?明日からは?
もしかしたら死んじゃうの?
えっ?一体何があったの?
そんなことを考えさせるような歌い出し。
そして、
時には誰かに脅かされて…
時には誰かに裏切られ…
と聞くと、
「あぁ…そんなことがあればそんな気持ちに…なるね…僕もなったし…」
楽しかった気持ちが一転。
いろんなことを思い出して、少し胸が苦しくなったり…ドキドキしたり…
でもね。
その歌は、ネガティブなことばかりを歌っているわけじゃないんです。
時には誰かの力を借りて…
時には誰かにしがみついて…
時には誰かと手をとり合って…
そう…そうなんだよね…
一人で抱え込まなくていいんだよ。
誰かに助けを求めていいんだよ。
誰かと助け合って生きればいい。
そんなこと言ってくれている感じがします。
そんな曲です。
作詞作曲:吉田拓郎
『今日までそして明日から』
よかったら聞いてみてください。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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