うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

非常識です

2018.03.06


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 先日、娘とこんな会話をしました。

 

娘「家のパソコンに友達のアカウントを追加するにはどうすればいいの?」

 

私「えっ?何のために追加するの?」

 

娘「学校のパソコンで、友達が作ったファイルがあるんだけど、それは私のアカウントでは見れないんだよね。」

 

私「えっ?だから?」

 

娘「だから、家のパソコンに友達用のアカウントを作れば見えるでしょ?」

 

私「そんなことしても見れないよ」

 

娘「えっ?なんで?」

 

私「だって、そもそもさぁ…」

 

 そして、私は、子供にもわかる様に噛み砕いて説明したんですけど…

 

娘「何言ってるのか分からない」

 

 マジか!

 

 以前にも似たような話をしたので、わかるだろうと思っていたのですが…

 

 それは、私にとっての当たり前で、娘にとっては当たり前じゃない話。

 

 その時の話と今回の話が似た話だと認識できるのも、知っているからこその話で、知らなければ、それが同じだとは認識できないわけですよね。

 

 だから、もっと身近な例で説明する必要があるわけです。

 

私「例えば、友達が自分のロッカーにものを閉まったとするやん?」

 

娘「うん。今回はパソコンだけど」

 

私「それで、その中身を見たいからと言って、お前の部屋に友達のロッカーに似たものを作って置いても、その中は空っぽで、何もないぞ。」

 

娘「そうかぁ…じゃぁダメなの?」

 

私「少なくとも、中野家のパソコンに友達のアカウントを追加しても、何の解決にもならないことは確かやね。」

 

娘「そうかぁ…じゃぁ仕方ないね…」

 

 そもそも、なぜ、娘が家のパソコンにアカウントを追加したら上手くいくと思ったのかは、後でわかったのですが…

 

 

 それはそれとして…

 

 

 当たり前って怖いですね。

 

 

 例えば、システム業界で仕事をしてきた私が、娘と同じ様なことを先輩に聞いたら「お前はアホか!」の一言で終わっていたと思うんです。

 

 知っていて当たり前の世界なので。

 

 

 でも、その世界では当たり前のことでも、別の世界ではそうではない。

 

 

 たとえ同じ会社でも、部署が違えば当たり前と思う世界は違います。

 

 

 なのに、自分が当たり前だと思っていたことを相手が知らなかったりすると「あの人は常識がないなぁ」なんて思ってしまう。

 

 

 「常識がないなぁ」って思う方が、非常識なのかもしれませんよね。

 

 

 うつ病を何度も経験したことがある私にとって、うつ病は必ず治るというのは常識ですが、そうじゃない人にはわかりません。

 

 うつ病を何度も経験したことがある私にとって、うつ病は性格の問題とか精神力の強弱の話ではないことは常識ですが、そうでなければわからない。

 

 NLPを学んできた私にとっては、過去も未来も変えられるのは当たり前ですが、そうでなければわからない。

 

 

 すでに持ってる常識が、新しい知識を習得する邪魔になることもある。

 

 

 で…何が言いたいのかと言うと…

 

 

 もしもあなたが、いまの人間関係で悩んでいるとしたら、いまのあなたの常識をいったん手放してみては?

 

 

 ってことなんです。

 

 いまのあなたから見て、非常識だと思う人はいっぱいいると思います。

 

 そして、理不尽なことを言ってくる人もいっぱいいると思います。

 

 仕方ないんです。

 

 みんな、自分が正しいと思ってますから。

 

 自分の世界の中では常識だと思っていることを元にして動いてますから。

 

 「自分の常識が、実は非常識かも」なんて疑う人は(残念ながら)滅多にいませんから。

 

 だから、せめてあなたには気づいて欲しいんです。

 

 あなたにとっての常識は、他の誰かにとっては非常識になることがあるということに。

 うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて様々な支援をしています。

 

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