今更ですけど…
朝10時過ぎ、携帯に着信。
ちょうど、客先で今週の作業分担を決める会議が始まった時でした。
「終わったら、おり返そう」
そう思いながら着信元を見ると…
母からでした。
ついに来たか…と思いました。
客先にも話しておいたんです。
義父の命が残りわずかだと。
だから、急に帰郷するかも…と。
「電話に出てあげてください」
そのお言葉に甘え、会議を離れて、コールバック。
何度かけても話し中。
やっと繋がると
母「つよし?…今、自宅にもかけたんやけどなぁ…あのなぁ◯△◻︎✖︎◻︎◻︎◯…泣…△△◻︎◯嗚咽…」
泣きながら…息を吸うのもやっとの様子で…何か言ってますが…何を言っているかわかりません。
でも、その様子でわかります。
ついに亡くなったんだなぁと。
しばらく、そのまま聞きました。
ゆっくりと静かに呼吸をしながら。
だんだんと母も落ち着いてきた様で
母「つよし?聞いてるのんか?」
私「聞いてるで。何を言うてるか全くわからんけど…亡くなったんやな?」
母「そうや…私もなぁ、しっかりせなあかんと思ってるけどなぁ…もう◯△◻︎✖︎◻︎◯…泣…△△◻︎◯嗚咽…」
私「わかった。とにかく、急いで滋賀に帰るようにするさかい。」
電話を切ると、妻からメッセージ。
「お母さんから連絡あったよ。すぐ電話してあげて。」
もう、すでに話した旨を返信。
会議の場に戻り、事情を話し、上司にも話し、まずは急いで帰宅。
家までの2時間の通勤電車の中で、帰郷の計画。
家に着くのが12時頃。
それから、喪服や下着等の準備で、10分〜15分。
家を出るのが12時20分頃と仮定して、滋賀までの最短ルートを検索。
16時過ぎには、母の家の最寄駅に到着する計算でした。
その旨を、母親の携帯にメール。
とりあえず一安心。
あとは、合唱の練習や休日の予定も全てキャンセルしたい旨をメール。
これで気がかりはなくなりました。
これで母に寄り添うことだけを考えればいいわけです。
一息ついて、電車を乗り換える頃に母から電話がありました。
母「あのなぁ〜。家に行っても誰もいいひんで、葬儀場に来てくれる?」
(もう既にメールを読んだ様子)
私「えっ?もう葬儀場に行くの?」
母「もう、病院から葬儀場に直接運んでもらうことにしたんやわ。」
私「ほうか〜。わかった。ほやけど、だいぶ落ち着いたみたいやな」
母「ほうよ。充分泣いたさかいに落ち着いたわ。(笑)しっかっりするで」
「無理にしっかりせんといてや」
そんなことを思いながら電話を切りました。
そして、予定通りに自宅に到着。
そして、準備を済ませて家を出て…
予定通りの新幹線に乗りました。
そして、今、ブログ書いてます。
それで…今更なんですけど…
便利な世の中になりましたよね。
昔は、携帯電話なんてありません。
もちろん、移動中のメール送受信も。
行き先までのルート検索もない。
それらがなかったら…
滋賀に来れてなかった。
もしかしたら、義父の訃報を聞くのが夜になったかも知れません。
そして、深夜にドタバタ移動して、翌朝になって客先に事情を話すことになっていたかもしれません。
こうやって、すぐに母の元に行けるのも、文明の力のおかげだよなぁってつくづく思いました。
いろんな人の努力の結果で、私達の生活が成り立っているんですよね。
ありがたいなぁ〜。
そんなことを思ったんです。
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