みんなから愛されている人?
何気なくテレビのチャンネルを回すと(未だにチャンネルを回すと言ってしまいますが)放送大学の番組が流れていました。
テーマは『多重量化』。
なんじゃそりゃ。
聞きなれない言葉に、授業の内容を想像もできないのですが、他に見たい番組もなかったので、パソコンを触りながら、横目で見ていたんです。
案の定、授業の内容はさっぱり理解出来なかったんですが… 笑
気になるキーワードが聞こえてきたんです。
誰ががみんなに愛されている
みんながみんなに愛されている
授業の中で、これを数式化しなさいという問題が出ただけなんですが…
ただの命題なんですが…
なんかザワザワするんです。
何か落ち着かないというか、胸騒ぎがするというか…
それで、このザワザワする気持ちの原因を探ってみたんです。
そして、わかりました。
「そんなことはありえない!」
というのが、見つかった答え。
「誰ががみんなに愛されている」
「みんな」というのを、どの範囲で考えるかにもよりますが…
例えば「世界中のみんな」だと仮定すると…
世界中のみんなに愛されてる人って知ってますか?
私は知りません。
そんな人は、いないと思ってます。
多くの人から愛されている人がいても、必ず、それに反対する人がいる。
だって、全員が同じ考え方だと危険ですから。
人間ってそういう生き物なんです。
だから、生き残ってこれた。
全員が同じ考え方でいてしまうと、何か間違った方向に進んだ時に、誰も止めないし、その結果、全員が死んでしまう可能性もあります。
いろんな考え方をする人がいるからこそ、いろんな選択肢が考えられる。
そして、いろんな人がいろんな選択することで、亡くなる人もいるけど、生き残れる人もいる。
そうやって生き残ってきたんです。
人間って、そういう生き物です。
だから、全ての人が同じ考えなんてありえないし、あってはいけない。
もしあったら人類存亡の危機です。
で…話を戻すと…
だから、みんなから愛されるなんて不可能だってこと。
もちろん、目指すものでもない。
だから、こう思ってるんです。
周りの誰かに嫌われることがあっても、それは、普通のことなんだって。
好きになる人もいれば、嫌いになる人もいますよ。そりゃぁ。
でも、傷つく必要はないんです。
だって、世界中の人から嫌われてるわけじゃないんですから。
そもそも、世界中の人から嫌われるなんてありえないんですから。
もしあったら…人類存亡の危機。
だから、何があっても大丈夫。
そんなことを、放送大学の授業中に思ったんです。
ただの命題だったんですけどね。笑
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