えっ?そんなことで?
「誰にも言えない秘密があるの…」
私がまだ20代の時、ある女性から打ち明けられたんです。
「とても恥ずかしいんだけど…」
そう言って、下を向いていました。
内心、私はどんなことを打ち明けられるんだろうとドキドキしてました。
「実はあなたのことが好きなの!」
そう言われたら、どうしようなんて妄想をしたりして… 笑
私がそんな妄想をしてることも知る由もなく…
彼女は意を決した様子で教えてくれました。
「実は…私の両親、離婚してるの」
えっ?そんなこと?
思わず、驚いて言いました。
だって、私の両親も離婚してますが誰にも話せないほど恥かしいなんて、考えたこともないから。
確かに、親から離婚すると聞いた時はショックでしたし、私が大学に入るまで離婚するのをやめていたという事もショックでした。
でも、恥かしいとは思わなかった。
逆に、親が離婚したことがキッカケで「結婚って何だ?」とか「早く一人立ちしないと」とか…いろいろ考えることができました。
親の離婚を称賛したいわけじゃないけど、そのおかげで今の私がいるのも確か。
だから驚いたんです。
親の離婚を恥かしいと思う人がいるってことを。
そして…
親が離婚しているから、自分は幸せな結婚ができないと思っていることも驚きでした。
だから言いました。
「僕の両親も離婚しとるけど、そのせいで幸せな結婚がでけへんって考えたこともないし、全く関係ないやん」
いまでは、彼女も結婚をして、幸せな家族に囲まれているようです。
多分、今の彼女が、昔の彼女に会えば「そんなこと悩む必要ないよ」って教えてあげるんでしょうね。
でね。
思うんです。
悩みってそんなもんだよなぁって。
例えば、初恋をした頃。
自分が好きだということを、もしも周りに知られてしまったら、一生の恥で二度と立ち直れないって思ったり…
もしもフラれたら、人生が終わったくらいに思ったり…
別に恥ずかしくもないし、そんな事で人生が終わったりしないんですが。
でも…
それは、乗り越えたから分かることで、そうじゃないとわからない。
そもそも、いままで乗り越えたことがないことだから悩むわけですし。
だから、思いません?
若い頃の自分が悩んでたことって、可愛いよな~って。
もし、あなたがタイムマシンに乗ることが出来て、昔の自分を励ますことができるとしたら、いつの時代に戻りたいと思いますか?
どんな悩みに対して「大丈夫だよ」って教えてあげたいですか?
そして…
それは、今でも同じ事が言える。
今抱えてる問題も、未来の自分から見たら「そんなことを悩んでいたんだよなぁ。大丈夫。何とかなるから。」って言えるんですから。
だから…
きっとあなたも大丈夫ですよ。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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