良いこと、悪いこと、普通のこと
年明けの投稿から、1か月が過ぎました。
その間、いろいろありまして…
まず、私事ですが…
1月11日に、満49歳になりました。
40代最後となる、この1年を大事に過ごしたいと思います。(苦笑)
そして、同日、1月11日に成人式が開催され…
我が家の双子の娘達も、振袖姿で参加することができました。
末期ガンで緩和ケア病棟に入院中の母にも、娘達の晴れ着姿をみせることができました。
正直、「母が生きているうちに見せることができた」とホッとしたところです。
また、私事ですが…
1月23日に、結婚して21年となりました。
毎年、ささやかなプレゼントとささやかな料理で、結婚記念日を過ごしておりますが…
今年は、少し違いました。
急に病院から「病状が急変したので、今すぐ来て欲しい」と電話があったので…
急いで妻と娘達と4人で駆け付けましたが…
とりあえず、その日は何とか持ち越せそうということで、いったん自宅に。
妻はドタバタしていたせいか、結婚記念日だということを忘れていた様で(笑)。
とりあえず、その日はささやかなプレゼントだけ渡して終えました。
正直、「結婚記念日が母の命日になったらどうしよう」と心配していたので、とりあえずはホッとしたところです。
誰にでも誕生日は来るし、誰にでも死期は来る。
それは、当たり前のことだし、普通のこと。
だけど、そのことの受け止め方は、人それぞれ。
その受け止め方に、良いも悪いもない。
それが個性というもの。
周りに合わせて、喜んでいるふりや悲しんでいるふりなんてしなくていい。
ふりをしていると、自分が自分じゃなくなるから。
そんなことをしてると、自分を見失うから。
自分が本当に何を感じているかも分からなくなるから。
だから…今自分が感じていることに素直になればいい。
翌日の1月24日は、家族ぐるみで付き合いのある友人達とオンライン飲み会を開催。
母のことを心配する声もあったので「結婚記念日が命日になったらどうしようと思った」と笑いながら、病状を伝えました。
その翌日、1月25日。朝早くに病院から電話があり…
「病状が急変したので、今すぐ来て欲しい」と。
またも、急いで妻と娘達と4人で駆け付けましたが…
とりあえず、今すぐどうこうということでもなく、いったん自宅に。
但し、いよいよ死期が迫っていることを実感した我が家は、すぐに葬儀屋さんを探し、連絡をとり家に来てもらうことにしました。
不謹慎なのかもしれませんけど…
死亡宣告を受けたあと、どんな流れになるのか、葬式にはどんなパターンがあるのか、パターンによって金額はどう変わるのか等々。
驚いたのは、火葬場が順番待ちで、今すぐ亡くなっても、火葬できるのは1週間後とのこと。
冗談半分で「今すぐ火葬場を予約するわけにもいきませんよね」と聞いたら。「さすがに無理ですね」と返されました。(笑)
そして、同日1月25日の23時過ぎ。病院から電話があり…
「病状が急変したので、今すぐ来て欲しい」と。
「またか?」という思いと「今度こそ本当に…」という思いで駆け付けましたが…
到着すると「数分前に呼吸が止まりました」とのこと。
しばらくして医者が病室に来て、一通りの確認を終えたのち…
「23時55分。お亡くなりになりました」と死亡宣告をうけました。
死亡宣告を医者から直接聞いたのは初めての経験でした。
深夜でしたが、すぐに母の兄姉に連絡。「明日、顔を観に行く予定だったのに…」と残念な様子でした。
そして、葬儀屋さんに「お昼に相談させて頂いた中野ですが…先ほど、母が亡くなりました。」と連絡。
・・・
結局、火葬場の予約をとれたのが、2月3日でした。
ぼそっと「節分の日が、命日になってしもたなぁ」と家族に伝えると「今年の節分は、2月2日らしいよ」とのこと。
誕生日、成人式、結婚記念日だけでなく、節分の日まで、母は避けてくれた様です。
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