うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

子どものころに、死にたかった

2017.11.09


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

 昨日の話に関連して、昔の話を思い出しました。

 

 

 今でこそ、死にたいと思う人の話を聞いたり、心に寄り添ったりしている私ですが、昔は私も『死にたい』って思ってました。

 

 一番初めにそう思ったのは、小学生のとき。

 

 いつも怒られてばかりで「このまま生きていても、何もいいことはない」って、真剣に思っていました。

 

 そして、夜中に台所に行って、包丁を手にしたんです。

 

 これで、楽になれると思いました。

 

 私を怒ってきた大人たちに仕返しができると思ったんです。

 

 「もっと優しくすれば良かった…

 

 って、一生後悔すればいいと思ったんです。

 

 

 そして、包丁を…

 

 

 どこを切ればいいのかわからないんです。

 

 死ぬなら一気に死にたい。

 

 でも、中途半端な所を刺して、怪我をするだけで生き延びたら、大人達に後悔させるどころか、また、怒られてしまいます。

 

 「何をやってるんだ!お前は!!

 

 って。

 

 どこを刺せば一気に死ねるのか…

 

 そんなことを悩んでるうちに…

 

 結局、こんなことさえも出来ないのかと、ガッカリして…

 

 そっと、包丁を元に戻して、ベッドに戻りました。

 

 

 情けなくて、涙が出ました。

 

 

 でも、そこから開き直ったんです。

 

 どうせ、僕はこんなもんだ。

 

 怒りたかったら、怒ればいい。

 

 お前らが何を言おうと、僕の心には響かない。

 

 誰の言葉も永遠に封じてやるんだ!

 

 そして、心を深い所に沈めました。

 

 そして、頑丈な扉で蓋をしました。

 

 

 それからは、傷つくことなく、人生を過ごしました。

 

 

 社会人になるまで、誰かの言葉で傷つくことはなくなったんです。

 

 逆に、誰かの言葉で暖かくなることもありませんでしたけど。

 

 

 それがマズイことだとは、その時は気づいてなかったんです。

 

 長くなったので、今回はこの辺で。

 

 うつ病に伴う悩みや心配について、わたし自身のウツ病経験を踏まえて解決に向けた支援をしています。

 

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