現実を知りました。
【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。
先日、たまたま入った定食屋さんでサラリーマン風の人達が大声で話していたのが聞こえてきたんです。
どうやら、ストレスチェック制度に(2015年12月1日から義務化)ついての話をしているらしく、
・2~3人答えてない社員がいて困る
・何人か、点数がひっかかったようだ
・あんなの真面目に答えちゃダメだよ
なんて話しているんです。
◎私は悪くないはず
念のため言っておきますが、私は、盗み聞きしてたわけではないんです。
あまりにも大きな声で話されていたので、耳に入ってきただけです。
確かにストレスチェック制度の実情を知りたいとは思っておりました。
だから、他の人よりも、アンテナが立っていたのは事実です。それでも、ヒソヒソ話だったら気づかなかったと思います。
周りの人が「もう少し、声を小さくしてくれませんか?」と言ってもいいくらいの大声だったから聞こえただけで、私は悪くないと思うんです。
◎真面目じゃない答え方
そして、サラリーマンのおじさま方は、さらに大声で話していました。
・どの質問も、両端を答えるとダメだ
・極端な答えをするとチェックされる
・だいだい真ん中辺りにしとけばOK
・真面目に答えるからひっかかるんだ
なんだか、複雑な気持ちでした。
◎予想的中
結局、こうなるんじゃないかとは、思っていました。
本来は、こころの健康診断ですから真面目に答えなきゃいけないんです。
なのに、ひっかかりたくないからと言って、尿検査でお茶を提出する様なことをしちゃいけないわけです。
もしひっかかったら「病気になる前に気づけて良かった」と思って欲しいくらいなんです。
真面目に答えずに、病気に気づかず悪化したら、大変なんですけどね。
◎気になること
一方で、サラリーマンのおじさん達は、他にも気になることを言います。
・2~3人答えてない社員がいて困る
・何人か、点数がひっかかったようだ
おっしゃいますけど、厚生労働省から
●第三者や人事権を持つ職員が、記入・入力の終わった質問票の内容を閲覧してはいけません!
●結果は企業には返ってきません。
●結果を入手するには、結果の通知後に、本人の同意が必要です。
と言われてるはずです。それなのに、何故彼らは「未回答の人がいる」とか「ひっかかった人がいる」ということを知っているのか…プライバシーが、守られてないとしか言えませんよね。
◎教えてください
あなたの会社では、どうでしょう。
プライバシーは守られていますか?
真面目に答えているでしょうか?
もしも、ひっかかるのを嫌がって、真面目に答えない人がいたら、教えてあげて欲しいんです。
「尿検査で、お茶を出すつもり?」
って。そして「真面目に答えていないことを、大声て言わない方がいいよ」って。
自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。