「うつ病になりそうだ」と言う人への対処法
【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。
今回は【「うつ病になりそうだ」と言う人への対処法】についてです。
もしかしたら、あなたの周りにも、何人か「うつ病になりそうだ」と言う人がいるかもしれません。
但し、ここで話そうとしてるのは、本人が「うつ病になりそうだ」と言う場合についての話です。
例えば、周囲の人が心配をしていて「あの人は、うつ病になりそうだ」と言う場合もあると思いますが、それは今回の話ではとりあげません。
それについては、また別の機会に、取り上げたいと思いますので、ご了承ください。
◎2種類にわけられる
ところで、「うつ病になりそうだ」と言う人は、2種類にわけられます。
その2種類とは、うつ病を経験したことがある人と、ない人です。
つまり、うつ病の経験者が、過去の症状と照らし合わせて、再発の可能性を予感している場合と、未経験者が、何かから得た情報と照らし合わせて、不安になっている場合にわかれます。
これ以降は、経験者と未経験者の、2つにわけて話をします。
◎経験者の対処
まず、経験者が再発の可能性を予感している場合から話していきます。
この場合、相手は経験者ですので、それなりに信憑性は高いと言えます。
そして、経験者ですから、どう対処すればいいかは、自分で分かっているはずです。
ですから、病気への対処法について悩む必要はありません。助言する必要もありません。
もし、あなたが未経験者だとすると【釈迦に説法】です。 笑
ただし、経験者が予感を告げてきたということは、あなたに何か求めてる可能性があります。
しかし、推測していてもキリがないので、相手に聞いてしまいましょう。
「私に、何かできることある?」と。
◎未経験者の対処
次は、未経験者が不安になっている場合について話します。
この場合、相手は未経験者ですので信憑性は低いと言えます。
例えば、風邪をひいた経験がない人が「風邪ひいたかも」と言ってるようなものです。
「え?なんでそう思うの?」って、不思議に思いますよね。
何の根拠もないわけです。
特に「きっと、自分はうつ病だ」と言う人など、放っておいてください。
ですから、病気への対処法について悩む必要はありません。そもそも病気かどうかもわからないわけですから。
ただし、わざわざ言ってきたということは、あなたに何か求めてる可能性があります。
しかし、推測していてもキリがないので、相手に聞いてしまいましょう。
「私に、何かできることある?」と。
◎かえって安心できる
ちなみに「うつ病になりそうだ」と言ってくる人の方が安心なんです。
自分のことを、自分で守ろうとする意識があるので。
そして、手を差しのべる機会もあるので。
危険なのは、絶対に言わない人。
特に、
・絶対に、自分はうつ病にならない
・うつ病になるのは、弱い人間だ
・うつ病になったら、恥ずかしい
などと思っている人達は危険です。
自分のことを守ろうとしませんし、手を差しのべる機会もないんです。
残念ながら、本人が何とかしようとしない限り、どうしようもないです。
本人が気づいてくれるまで待つしかないんです。
◎言ってくれてありがとう
だから「うつ病になりそうだ」と、言ってくれるのはありがたいんです。
だから、あなたに言ってくれたら、「言ってくれてありがとう」と思って「私に、何かできることある?」と、聞いてあげてくださいね。
それ以外は、悩む必要はありません。
大丈夫です。
自分で自分を守れる人ですから。
自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。