自信はないが、他信あり。
【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。
先日、知人から電話がありまして、知人が出演する演奏会で、スタッフをやってくれないかということでした。
サラリーマン時代のお客様だった方ですが、仕事上の付き合いが終わってからも、ときどき会って下さったり、会社を辞めてからも、何かと心配してくださった方ですから、それくらいのお手伝いはさせて頂こうと思ったわけです。
そうしたら、今日また電話があり、「当日のアナウンスもお願いしたい」との事。
ええっ?!アナウンス?!
当然、「それは、無茶ですよ~」と言ったのですが、
・元コンサルタントだから、大丈夫
・講師もやってたんだから、大丈夫
とか言われ…太鼓判を押されました。(アナウンスと関係ありまへんがな)でも勢いで、了承してしまいました。
◎受けてから考える
さあ、困りました。
とりあえず、受けた以上はしっかりやらないと「君なら大丈夫」と言ってくれた知人に申し訳がないわけです。(大丈夫と思った根拠が何だろうが)
とは言え、そんなアナウンスなんてやったことがないわけで…やれる自信などありません。
自分ではできると信じられないが、他人からはできると信じられている。これを【自信はないけど、他信あり】と、名付けました。
いやいや。名付けたからと言って、何も解決はしないわけで…
さぁ、困りました。
◎人生の中で使える経験を探す
さて、困っていても進まないので、何とか策を練るわけです。
アナウンスの経験はなくも、何か、似た様な経験をしていないだろうかと探してみたんです。
…ポク…ポク…ポク…チーン…
そう言えば、小学校の時に放送委員をしてました。
お昼休みに曲を流したり、呼び出しの案内をしたり、下校時間には曲と、安全下校的なセリフを言う役割です。
そう言えばあの頃、県内の学校から放送委員が一同にNHKホールに集合する大会がありました。
そして、各校の代表が台本のようなものを読むことになり、何故か先生に「お前が出ろ!」と言われたんです。
すごく緊張しながら、読みました。
すると、会場にいた先生が、大笑いしてたんです。
そんなに、自分の読み方が下手くそなのかと恥かしく思ったんです。
◎過去のトラウマを癒す
しばらく忘れていました。
思い出さない方が良かったかも…
このままでは、この記憶がトラウマになって、当日の失敗を招いてしまうことになりかねません。
自分で自分にトラウマケアのワークをやることにしました。
◎大事なことを思い出す
大事なことを思い出しました。
あの時、セリフを読み終わってから先生の所に行って、そんなに下手くそだったのかと聞いていたんです。
そして、先生はこう言ってました。
「お前は上手かった。それに比べて、他の奴が下手くそ過ぎて笑ってた。」
自分が笑われたと思ったのは、誤解だったんですよね。
◎急に自信がわいてきた
そう考えると、私にもアナウンスの経験がありました。
それも、褒めてもらった経験です。
自信のかけらとして使えそうです。
危うく過去の嫌な経験として、記憶彼方に追いやるところでした。 笑
ちょっとした誤解もトラウマになるものですね。
自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。