うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

自信はないが、他信あり。

2017.02.27


【うつ病で悩む人が1人もいない!】そんな世界を目指しています。
うつ病経験者専門コーチの中野です。

 

 先日、知人から電話がありまして、知人が出演する演奏会で、スタッフをやってくれないかということでした。

 

 サラリーマン時代のお客様だった方ですが、仕事上の付き合いが終わってからも、ときどき会って下さったり、会社を辞めてからも、何かと心配してくださった方ですから、それくらいのお手伝いはさせて頂こうと思ったわけです。

 

 そうしたら、今日また電話があり、「当日のアナウンスもお願いしたい」との事。
 ええっ?!アナウンス?!

 

 

 当然、「それは、無茶ですよ~」と言ったのですが、

・元コンサルタントだから、大丈夫
・講師もやってたんだから、大丈夫

とか言われ…太鼓判を押されました。(アナウンスと関係ありまへんがな)でも勢いで、了承してしまいました。


◎受けてから考える


 さあ、困りました。

 

 とりあえず、受けた以上はしっかりやらないと「君なら大丈夫」と言ってくれた知人に申し訳がないわけです。(大丈夫と思った根拠が何だろうが)

 

 とは言え、そんなアナウンスなんてやったことがないわけで…やれる自信などありません

 

 分ではできるとじられないが、人からはできるとじられている。これを【自信はないけど、他信あり】と、名付けました。

 

 いやいや。名付けたからと言って、何も解決はしないわけで…

 

 さぁ、困りました。


◎人生の中で使える経験を探す


 さて、困っていても進まないので、何とか策を練るわけです。

 

 アナウンスの経験はなくも、何か、似た様な経験をしていないだろうかと探してみたんです。

 

 …ポク…ポク…ポク…チーン…

 

 そう言えば、小学校の時に放送委員をしてました。

 

 お昼休みに曲を流したり、呼び出しの案内をしたり、下校時間には曲と、安全下校的なセリフを言う役割です。

 

 そう言えばあの頃、県内の学校から放送委員が一同にNHKホールに集合する大会がありました。

 

 そして、各校の代表が台本のようなものを読むことになり、何故か先生に「お前が出ろ!」と言われたんです。

 

 すごく緊張しながら、読みました。

 

 すると、会場にいた先生が、大笑いしてたんです。

 

 そんなに、自分の読み方が下手くそなのかと恥かしく思ったんです。


◎過去のトラウマを癒す


 しばらく忘れていました。

 

 思い出さない方が良かったかも…


このままでは、この記憶がトラウマになって、当日の失敗を招いてしまうことになりかねません。

 

 自分で自分にトラウマケアのワークをやることにしました。


◎大事なことを思い出す


 大事なことを思い出しました。

 

 あの時、セリフを読み終わってから先生の所に行って、そんなに下手くそだったのかと聞いていたんです。

 

 そして、先生はこう言ってました。

 

お前は上手かった。それに比べて、他の奴が下手くそ過ぎて笑ってた。

 

 自分が笑われたと思ったのは、誤解だったんですよね。


◎急に自信がわいてきた


 そう考えると、私にもアナウンスの経験がありました。

 

 それも、褒めてもらった経験です。

 

 自信のかけらとして使えそうです。

 

 危うく過去の嫌な経験として、記憶彼方に追いやるところでした。 笑

 

 ちょっとした誤解もトラウマになるものですね。

自身の経験を生かして、うつ病を経験した方に対するサポート(悩み相談、トラウマケア、願望実現等)を行っています。

 

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