言葉は、毒にも薬にもなる
小学校の頃の私は、よく先生から
・落ち着きがない
・集中力がない
・物忘れが激しい
と言われ、通信簿にも書かれました。家に帰ると、母親からは
・のろま
・だらしない
・無関心
と毎日のように言われていました。
◎それなりの根拠がある
何も根拠がないわけではありません。確かに、授業中は空想の世界に入って消しゴムやえんぴつで遊んでました。(授業が面白くなかったんですよね)家では、学校と公文の宿題をダラダラして、食事や風呂もダラダラでした。(全部が、やらされてる感じでした)
◎否定できない
ちゃんと、根拠があって言われているので否定はできません。今のように、屁理屈をこねる知識もございません。ですから「自分は、そういう人間だ」と信じるようになりました。そして、それにそった行動をとるようになり、怒られる量も増えていきました。
◎逃げ場がない&負のループ
学校に行くと先生から怒られる。家に帰ると母親から怒られる。どこにも、逃げ場はありませんでした。そして、怒られ続けるうちに「自分なんて…」と自信をなくし…宿題は進まないし、忘れものは増えるし…このままずっとダメ人間として生きていくのは嫌だ…と台所の包丁を手に持ってみました。
◎そして、開き直る
結局、自殺する勇気もなく途方にくれて「自分はダメ人間だから仕方ない。何も考えず、言われるまま生きよう」と開き直りました。それしか選択肢がないと思っていました。だって、誰も私を認めてくれなかったんですから。中学校に入学するまでは。
◎そして、立ち直る
中学の先生から才能を認めてもらってから、人生は180度変わりました。「私に才能が?ダメ人間じゃない?」最初は疑いましたが、周りの人も認めてくれるようになって、信じれるようになりました。「毎日が楽しい!」とその頃から思えるようになりました。あの先生の一言がなければ…想像するだけで恐ろしいです。
◎言葉は、毒にもなる
題名を【言葉は、毒にも薬にもなる】とした意味を分かって頂けましたか?怖いのは、小学校の頃の母親や先生には悪気がなかったという事なんです。悪気がなかった所か、良かれと思って言ってたはずなんです。今だからこそわかることですが…でも、それが子供の毒になりうるということなんです。
◎言葉は、薬にもなる
もしも、小学校の先生が
・落ち着きがない⇒行動力がある
・集中力がない⇒想像力が豊か
・物忘れが激しい⇒嫌なことも忘れる
と言ってくれていたら…もしも母親が
・のろま⇒慎重に行動している
・だらしない⇒リラックスしている
・無関心⇒落ちついている
と言ってくれていたら…今とは違った人生を送っていただろうと思います。まぁ…もしそうなら、人に寄り添えるような人間には、なってなかったかもしれませんが(笑)
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