うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

初めての経験が詰まった1週間

2024.11.10


 時折襲う腰の激痛。
 
 
 その痛みは、まるで腰の筋肉に針金を突き刺された様な痛みで・・・
 
 
 『痛い!!』と言いながら、その痛みが収まるまで耐えるしかありませんでした。
 
 
 そして、やっと痛みが収まったかと思ったら、またしばらくして痛みの波が襲い・・・
 
 
 それが一晩中続き、結局、一睡もできないまま朝を迎え・・・
 
 
 朝になっても痛みが治まるどころか、酷くなってきている感じでした。
 


 
 今にして思えば、かなり身体に負担をかける生活を送っていました。
 
 
 先月末の土曜日(10月28日)は、仕事の相談を受けながら、15時~21頃まで暴飲暴食。
 
 
 翌日は、二日酔いで比較的安静にしておりましたが、身体に負荷をかけた上、昼と夜の寒暖差の激しさにやられたのか、月曜日には喉を傷めて少々風邪気味になり、火曜日はビタミン剤を大量に摂取して対処しました。
 
 
 実は、その頃から、右膝に痛みを感じてはいたのですが・・・翌日の水曜日は、仕事の関係上、東京都心の神田まで行かなければならない事情がありまして・・・
 
 
 歩けないほどの痛みではなかったので、八王子の自宅から、約2時間かけて神田駅まで電車移動。
 
 
 せっかく神田駅まで出てきたので、以前から気になっていた店『自然生村』さんでランチ。
 (牡蠣フライ御前を注文して、ご飯はおかわり無料で3杯完食)
 
 
 午後からの仕事を終え、夕方から今のプロジェクトのメンバーと居酒屋へ行き、暴飲暴食。
 
 
 帰る頃には右膝の痛みも増してきましたが、何とか電車で約2時間かけて帰宅。
 
 
 翌日木曜日には右膝がパンパンに腫れあがり、歩行に支障が出始めて・・・
 (常備しておいた市販の痛み止めを飲んでも効果は薄く・・・)
 
 
 夜は、右膝の痛みにより、眠れないまま翌日金曜日の朝を迎え、ついに歩行不能になりました。
 


 
 でも、その時点では、少しラッキーだと思っていました。
 
 
 何しろ、何とか金曜日の仕事さえ乗り切れば、翌日の土曜日から月曜日の祝日まで3連休でしたから。
 
 
 さすがに3日もあれば、膝の痛みも治り、翌週からの仕事に穴を空けることも迷惑をかけることもないだろうと思っていたんです。
 
 
 しかし・・・右膝の腫れや痛みは治まることもなく・・・さらに右足首も腫れあがり・・・
 (常備しておいた市販の痛み止めを飲んでも収まらず・・・)
 
 
 完全に『痛風』の症状でした。(汗)
 
 
 結局、3連休中、一歩も家から出ず・・・というか、足が痛くて出ようにも出られず・・・痛みにもがきながら過ごしました。
 
 
 そして・・・「連休明けに足の痛みが治まったら、病院に行こう」と思っていたのですが・・・
 
 
 連休を明けた火曜日になって痛みは治まらないどころか酷くなって・・・
 
 
 さらにその夜からは右の背中と腰辺りに激痛が走り・・・(これが冒頭の症状です)
 


 
 痛風発作から背中や腰の痛みまで発症したのは初めての経験で、ちょっと、怖くなっていろいろと調べてみたのですが・・・
 
 
 だんだん暗い気持ちになりました。
 
 
 尿路結石の可能性・・・腎臓病の可能性・・・腎不全になって人工透析の可能性・・・心筋梗塞や脳卒中のリスクも高い・・・
 
 
 このまま死んで行くんだろうか・・・こうやって痛みに悶えながら死んで行くんだろうか・・・
 
 
 仮に痛みが治まっても、一生寝たきりの人生になるんだろうか・・・
 
 
 もしも寝たきりの人生になったら、私の治療や介護にどれだけのお金がかかるだろうか・・・
 
 
 もしも私の治療や介護のために、家族が生活費を切り詰めたり、借金をすることになるしたら・・・
 
 
 私には、そこまで迷惑をかけてまで、生き続ける価値があるのだろうか・・・
 
 
 眠れない夜に、そんなことを考えていた時もありました。
 


 
 とにかく、膝や足よりも、時折襲う腰の激痛の方を何とかしたいと思い・・・
 
 
 以前に処方して頂いていた痛み止めの座薬に手をだすことにしました。
 (お尻から入れる方が即効性があるらしいので)
 
 
 但し・・・「痛い~、痛い~」と言いながら座薬を入れている姿は、誰にも見せられません。
 
 
 「座薬を入れるだけで、痛い、痛いなんて、どれだけ尻の穴が小さいのかしら」
 (物理的な意味と精神的な意味の両方でw)
 
 
 なんて言われたり、思われたりするのは嫌ですから!!
 
 
 そして、そんな目で見られる度に「違う違う!そうじゃない!座薬を入れようとすると右の腰が伸びるから、そのたびに腰に激痛が走って痛いだけで、お尻の穴が痛いわけじゃないんだって!!俺の尻の穴は小さくないぞ!」なんて変な言い訳するのバカバカしいですし。
 
 
 なので、妻や義母さんが外出したタイミングを狙って・・・「痛い~、痛い~」と言いながら座薬を入れました。(汗)
 
 
 それでも、突如襲ってくる腰の痛みは治まることはなく・・・
 
 
 ついに夕方の打合せ中に、腰の痛みが突如襲って来た際に、画面の向こう側から言われました。
 
 
 「それ、救急車を呼んで今すぐ診てもらった方よいと思う」
 


 
 そこから、初めての経験が続きました。
 
 
 初めての経験の1番目は、救急車を呼ぶべきかどうかを相談する窓口である#7119に電話したことです。
 非常に的確な質問と迅速な判断で、以下を教えて頂きました。
 ・腰の痛みの原因として、内科的な理由も考えられるが、尿の状況を聞く限りは結石等ではなさそうで、整形外科的な可能性がある
 ・内科と整形外科の両方を持っている病院を紹介するから担当医が当直しているかどうか確認すると良い
 ・動けないという状況から、救急車を呼んでも良いが、民間救急として車椅子等で家の中まで迎えに来てくれるタクシーもある
 ・民間救急を使う場合は、事前に病院に連絡して、受け入れ体制が整っているかどうか確認してからタクシーを呼ぶ段取りになる
 
 
 初めての経験の2番目は、紹介してもらった、内科と整形外科の両方を持っている病院3つにそれぞれに電話して状況を聞いたことです。
 しかし、どこも忙しそうで、大体は以下の様な回答でした。
 ・重篤な患者が救急搬送されてきており、仮に来て頂いても、来た順番ではなく、重篤度のレベルに応じて対応順を決めているため、長時間待ってもらうことになるがそれで良いか
 ・24時間の緊急受付をしている部署であり、広く浅く、緊急処置的なことしかできず、現在の状況をお聞きする限り、鎮痛剤を処方するということしかできないがそれで良いか
 ・何が原因で・・などの検査はできない。腰の痛みに関する検査などが希望であれば、昼間に診てもらう方が断然良い
 
 
 初めての経験の3番目は、車椅子を無料で借りたことです。
 上記までの話で、救急車を呼ばず、自分達で昼間に診察を受けに行く方が良いと判断したのですが、足が痛くて歩けない状況をどうするかという問題が残ったままなので「車椅子のレンタルは無いだろうか」と検索したら、なんと八王子市が無料で車椅子を貸し出す福祉サービスをしているということが分かり、さっそく妻に借りに行ってもらいました。
 「こんなサービスがあることを知っていたら、連休前にでも病院に行けたなぁ~」と思いましたが、後悔しても仕方がないので、次に生かすことにします。
 
 
 初めての経験の4番目は、CT検査ならびに造影剤注射を受けたことです。
 これにより臓器が立体的に映し出され、臓器に異常があるかどうか判断できるので、腰の痛みが内科的な理由なのかどうかがわかります。
 また、臓器を詳しくみるために投薬されるのが造影剤なのですが、ごくまれに副作用が起こることがあり、場合によっては腎臓に障害を与えたり、非常にまれだがショック死する場合もあるということで、検査前に承諾書にサインを求められました。汗
 
 
 で・・・結局のところ・・・
 
 
 CT検査では特に異常は見つからず「内科的な理由ではなく、おそらく整形外科的な理由によるものだろう」とのことで・・・
 
 
 眠れない夜に、悩んでいた「死」、「介護」、「金銭問題」という問題は綺麗に解消しました。(笑)
 
 
 一人で悩んでいると、ろくなことはないですね。(笑)
 
 

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