共感が生む力
心の中で思っていたことと同じことを、誰かが口に出して言ってくれるとホッとしませんか?
「やっぱりそう思うよね?」とか。
「私だけじゃないんだ。」とか。
「間違ってないんだ。」とか。
そして…
安心して、笑顔になったり。
ふっと、笑いが出てきたり。
思わず吹き出したりして。
この前、CMを見ていてそんなことがありました。
本当にこれで合ってるのかなぁ〜。
初めての時は、心配だったんです。
何しろ初めてのことですから、加減がわからないわけで。
そんな気持ちが、見事に表現されたCMだったんです。
加減がわからないと言えば、先日のラジオの収録の時もそうでした。
マイクとの距離感がわからなくて…
あまり近すぎるとうるさいかもしれないし、遠すぎると聞こえづらいかもしれないし…
身を乗り出して話続けるのもなんか違う気がするし、後ろに引いて話すのもなんか違う気がするし。
まぁ、距離感が難しいのは、マイクに限った話ではなくて、人に対しても同じ話ですけどね。笑
そう言えば、そのラジオの収録の時に、友人が言ってくれたんです。
「つよちの本、すごく良かったよ」
って。
今年の初めに出版した本を、買って読んでくれていたんです。
そして、その時に思っていたことや感じていたことが書いてあって「そうそう、そうなんだよね〜」って、共感したそうなんです。
思っていたことを共感してもらうと嬉しいですよね。
そして、その後の友人の粋な計らいに、感動した私でした。
共感ってすごいですね。
もしかしたら、うつ病の治療に一番効果があるのは『共感』かもしれないと真剣に思っています。
変に励まされたり、変に気を使われるよりも『共感』してもらうだけで、癒やされる感じがするんです。
「それは大変だったね。」
「それは辛かったね。」
「よく、我慢して耐えてきたね。」
って。
そう言って共感してもらうだけで、私は一人じゃないんだなぁ〜って思える。
変にアドバイスをもらうより、その方が全然良い。
それだけで生きていこうと思える。
私の本やブログが、そんな心の支えになれば幸いに思っています。
そして、友人が聞いてくれました。
「ラジオの中で、本の一部を朗読してみたいんだけど、いい?」って。
もちろん、了承しました。
そして「一番読んで欲しい部分ってどの辺り?」って聞いてくれたので、私は「『死んでしまいたい』と思っているあなたへの手紙の部分かなぁ〜」って、伝えました。
そして、ラジオの収録も終盤に差し掛かった時に、私の目の前でその手紙の部分を読んでくれたんです。
感動しました。
自分で書いた部分なのに、まるで、誰かが私に向けて書いてくれた手紙の様な気分になって。
すっかり癒やされました。
やっぱり『共感』って凄いですね。
ラジオが公開されたら、改めて告知しますね。
そうそう。
冒頭のCMの話なんですけど。
それは、日進のカレーメシのCM。
日進のカレーメシを初めて食べたのは、正月に家族で旅行に行った時。
食べたことがなかったので、試しに買ってみたんです。
そして「お腹が空いた」という娘達に、お湯を注いだカレーメシを渡したんですが…
まさに、シャバシャバの状態で…
「お湯を入れすぎたんじゃない?」
そう言われましたけど、ちゃんと、測って入れたはずなんです。
だから「どこで失敗したんだろう」って思っていたんですが、とりあえず混ぜていたら、だんだんカレーのようになってきたんです。
「間違ってなかったんだぁ〜」ってホッとしたのを覚えています。
そんな経験をした私達家族にとっては、あのCMは爆笑でした。
「信じて混ぜろ〜」って。
共感が生んだ笑いでした。
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