うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

好き嫌い

2019.09.14


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

 だんだん涼しくなってきましたね。

 

 

 昼間は暑い日がありますけど、夜は急に冷え込んだりして。

 

 

 こう、温度差が激しいと体調を崩しやすくなるので、ご注意くださいね。

 

 

 特に夜は、暖かいものでも食べて。

 

 

 我が家は、おでんを作ります。

 


 

 おでんの具と言えば、どんな具材を思い浮かべますか?

 

 

 大根とか蒟蒻は、比較的ポピュラーだと思いますが、自分ではポピュラーだと思っていたものが、実はマイナーだったということがあります。

 

 

 例えば、私は、おでんに『牛すじ』を入れるのが普通だと思っていましたが、妻は驚いていました。

 

 

 一方、妻は、おでんに『ちくわぶ』を入れるのが普通だと思っていましたが、私は驚きました。

 

 

 というか『ちくわぶ』って何?って感じでした。

 

 

 みんな、小さい頃に食べたおでんが当たり前だと思い込むので、それ以外は驚いてしまうんですよね。最初は。

 


 

 そう言えば、うちの長女は、大根が嫌いなんです。

 

 

 どんなに料理をしても、ごまかしても、絶対に食べません。

 

 

 実は、長女が大根を嫌いになったのは、私のせいなんです。

 

 

 昔、我が家ではよく『水炊き鍋』を作っていまして、幼い娘達も美味そうに食べていたんです。

 

 

 ある日、大根がとても安かったので大量に買って「よし!今日も水炊きを作るそ!」と張り切って作ったんですが…

 

 

 その大根が美味しくなくて…

 

 

 水炊きまで美味しくなくなってくるぐらいでした。

 

 

 でも、大量に作ってしまった手前、「ほら、どんどん食べなさい」と娘達に食べさせたのですが…

 

 

 あまりにも不味かったのか、長女は吐き出してしまいまして…

 

 

 それからなんです。

 

 

 長女が大根嫌いになったのは。

 

 

 多分、覚えてないでしょうけど。

 

 

 悪いことをしたなぁ〜って、思っています。

 

 

 長女にも、大根にも。

 

 

 たった一部の大根が不味かったせいで、すべての大根を不味いと思わせてしまった。

 

 

 そして嫌いにさせてしまった。

 

 

 でも、長女には無理に大根を好きにさせるつもりは、もうありません。

 

 

 一度嫌いになったものは好きになれないのも、長女の個性ですから。

 

 

 そして、大根にとっても、世界中の人から嫌われているわけではなくて、一部の人間に嫌われているだけだから気にする必要はないと思うんです。

 

 

 嫌っている人間より、好きだと思う人間の方が多いんですから。

  


 

 そんなことを書いている間に、大根が煮えてきました。

 

 

 真っ白だった大根が、茶色くなっています。

 

 

 「良く煮えてるよ。食べる?」

 

 

 長女に聞いてみました。

 

 

 「いらな〜い」と長女。

 

 

 やっぱりね。笑

 

 

 茶色に染まっても、大根は大根。

 

 

 別物になるわけじゃないから。

 


 

 次女からLINEが届きました。

 

 

 「今日、夜ご飯いらない」と。

 

 

 「なんや〜。おでん作ったのに」と私。

 

 

 次女は、おでんが大好きなので。

 

 

 特に、完全に味が染みた大根が。

 

 

 そうだ!大根さん。

 

 

 ここにも一人いたよ。

 

 

 君のことが大好きな人間が。

 

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