何も分かっていなかった
初めての時の怖さって、こんな感じなのかも知れないなぁ。
そんなことを思った講義でした。
前回に引き続き、夏期スクーリングの中で聞いた話を紹介します。
(スクーリングとは、実際に学校に行って、講義を聞くことです)
今回も、精神疾患とその治療1。
精神障害について学び、理解を深めるための講義です。
今回は、抑うつ障害と双極性障害。
抑うつ障害については、経験があるのでため、何となくわかっている感じがしますが、双極性障害については、経験がないため、想像できません。
だから、最初は、双極性障害の方がメリットが大きいと思っていました。
ビデオを見せてもらうまでは。
知らないというのは怖いですね。
ビデオを見るまでは、躁状態の
・爽快な気分
・自信過剰
・健康感
・多弁多動
などの特徴を聞いて、「え?これの何がいけないの?」って思ってしまいました。
うつ状態の
・憂鬱な気分
・劣等感
・不健康感
・興味感心の低下
などの特徴から比べたら「こっちの方が、よっぽどいいじゃないか」と。
でも、その躁状態が周りにどれだけ被害を与えるか、本人をどれだけ苦しめるかを知って、やっと躁状態の怖さを知ることができました。
単極型うつ病(うつ状態のみ)だけしか経験してない私にとって、双極性うつ病(躁状態とうつ状態の両方)の怖さを知る、良いきっかけになりました。
授業で見せて頂いたビデオは、医学教育教材でしたが、双極性うつ病の症状を分かりやすく描いた映画もありますので、興味があればこちらを見るのもいいかと思います。
双極性うつ病を抱えた男女の恋愛を描いた映画です。
双極性うつ病を知って、正直言って怖いと思いましたが、単極性うつ病を知らなかった人が、初めてその症状を知ると怖いと思う感じと同じなのかもしれません。
怖がる必要はないとは言いませんが過度に怖がる必要もないんですよね。
病気になる怖さを感じるのは、当然の感覚だと思いますが、病気になった人を怖がるのはやめて欲しいと思っています。
本人が一番辛いんですから。
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