うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

落ち込みから立ち直るヒントになれば幸いです。

2019.08.08


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 
 あぁ…ついにやってしまった…

 

 

 これだけは、絶対にやってはダメだと思っていたのに…
 

 

 ここまでの苦労も水の泡。

 

 

 よりによって、一番大切な物を忘れてしまうなんて。

 

 

 なんて私はバカなんだ。

 

 

 もう、終わりだ…

 


 
 前回に引き続き、夏期スクーリングの中で聞いた話を紹介します。

(スクーリングとは、実際に学校に行って、講義を聞くことです)

 

 

 今回の内容は、3日目の5限目。

 

 

 今回は、この3日間通しての試験。

  
 

 この試験の結果で、単位が貰えるかどうかが決まります。

 

 

 そして、必須科目なので落とすわけにはいきません。

 

 

  だから、普通であれば、みんな必死に試験勉強をしたり、緊張が漂ったりするはずですが…

 

 

 ほぼ全員リラックスしていました。

 

 

 何しろ、初日に「今回の試験では、スマホなどの電子機器は持ち込み不可ですが、テキストやノートの持ち込みはOKです。」という説明がありましたから、みんな覚える必要がないので安心していたわけです。
 

 

 私も、本来であれば安心をしていたはずなんです。

 

 

 テキストを家に置いてこなければ。

  


 
 こういう失敗をやる人なんです。

 

 

 不思議なもので、その忘れ物をしたことで、これまでにした忘れ物のことまでも思い出したりするんですよね。

 

 

 そして、落ち込むんです。

 

 

 私は、いつもこうだ。

 

 

 大切な日には、いつも何か忘れる。

 

 

 緊張感が足りないんだよ!お前は!

 

 

 なんて自分で自分に怒ったりして。

 

 

 そして、いまやった忘れ物だけではなく、過去の忘れ物のことも全部含めて落ち込むので、落ち込み度が何倍にも膨れ上がります。

 

 

 そして、とことん落ち込んで、這い上がる元気もなくなると病気になる。

 

 

 そんなパターンが、昔はありました。

 

 

 でも、今は違います。

 

 

 そんなことをしても意味がないことを分かっているから。

 

 

 今回の忘れ物について落ち込むのは仕方がないとしても、過去の忘れ物についてまで落ち込んでも仕方がない。

 

 

 それは終わったことだから。

 

 

 今さら、どうしようもないから。

 

 

 大事なのは、今回の忘れ物によってどんな影響が出るのか。また、今からとれる対策は存在しないのか。ということ。

 

 

 考えないといけないことがいっぱいあるから、落ち込んでる暇なんてないんですよね。

 


 
 まず、テキストを忘れたことによる影響を考えてみます。

 

 

 仮に単位を落としてしまったら?

→次の機会に、再受講すればいい。

→大丈夫。死ぬわけじゃない。

 

 

 テキストが無いと単位を落とすの?

→何故か、ノートは忘れず持って来たから、ノートだけで切り抜けられる?
→テキストに書いてあることはノートに書き留めてないから、かなり危険。

→半分くらいは出来ても、合格点までは難しいだろうなぁ…

 

 

 誰かのテキストをコピーさえてもらえないだろうか?

→そこまで仲の良い人はいない。

→仮にコピーさせて貰ったとしても、それはテキストでもノートでもないので試験会場に持ち込めない。

→ちらっと見せてもらって、ノートに書き写す?

→そんなことをしたら嫌われるだけ。

 

 

 そんなことを考えている間に、ふとあるアイディアが浮かんで来ました。

 

 

 家に忘れてきたテキストを、写真に撮って送ってもらえばいいんじゃないか?

 

 

 って。

  


 
 一か八か、娘にLINEを送信。

 

 

 「お願い!助けて!」って。

 

 

 珍しく、すぐ既読になりました。笑

 

 

 そして、事情を伝え、写真を撮って送って貰えないかと頼みました。

 

 

娘:何ページから何ページまで?

 

私:基本的には、全部欲しい。

 

・・・

 

 そして、娘から75ページ分の写真が届きました。

 

 

 約1時間ほどかけて、丁寧に撮ってくれた様です。

 

 

 そして私は、写真を見ながら、必死にノートに書き写すのでした。

 

 

 なんとかピンチは乗り越えました。

 

 

 娘は、私にとって幸福の女神です

※上記は、娘が小さかった時の写真です。

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