落ち込みから立ち直るヒントになれば幸いです。
あぁ…ついにやってしまった…
これだけは、絶対にやってはダメだと思っていたのに…
ここまでの苦労も水の泡。
よりによって、一番大切な物を忘れてしまうなんて。
なんて私はバカなんだ。
もう、終わりだ…
前回に引き続き、夏期スクーリングの中で聞いた話を紹介します。
(スクーリングとは、実際に学校に行って、講義を聞くことです)
今回の内容は、3日目の5限目。
今回は、この3日間通しての試験。
この試験の結果で、単位が貰えるかどうかが決まります。
そして、必須科目なので落とすわけにはいきません。
だから、普通であれば、みんな必死に試験勉強をしたり、緊張が漂ったりするはずですが…
ほぼ全員リラックスしていました。
何しろ、初日に「今回の試験では、スマホなどの電子機器は持ち込み不可ですが、テキストやノートの持ち込みはOKです。」という説明がありましたから、みんな覚える必要がないので安心していたわけです。
私も、本来であれば安心をしていたはずなんです。
テキストを家に置いてこなければ。
こういう失敗をやる人なんです。
不思議なもので、その忘れ物をしたことで、これまでにした忘れ物のことまでも思い出したりするんですよね。
そして、落ち込むんです。
私は、いつもこうだ。
大切な日には、いつも何か忘れる。
緊張感が足りないんだよ!お前は!
なんて自分で自分に怒ったりして。
そして、いまやった忘れ物だけではなく、過去の忘れ物のことも全部含めて落ち込むので、落ち込み度が何倍にも膨れ上がります。
そして、とことん落ち込んで、這い上がる元気もなくなると病気になる。
そんなパターンが、昔はありました。
でも、今は違います。
そんなことをしても意味がないことを分かっているから。
今回の忘れ物について落ち込むのは仕方がないとしても、過去の忘れ物についてまで落ち込んでも仕方がない。
それは終わったことだから。
今さら、どうしようもないから。
大事なのは、今回の忘れ物によってどんな影響が出るのか。また、今からとれる対策は存在しないのか。ということ。
考えないといけないことがいっぱいあるから、落ち込んでる暇なんてないんですよね。
まず、テキストを忘れたことによる影響を考えてみます。
仮に単位を落としてしまったら?
→次の機会に、再受講すればいい。
→大丈夫。死ぬわけじゃない。
テキストが無いと単位を落とすの?
→何故か、ノートは忘れず持って来たから、ノートだけで切り抜けられる?
→テキストに書いてあることはノートに書き留めてないから、かなり危険。
→半分くらいは出来ても、合格点までは難しいだろうなぁ…
誰かのテキストをコピーさえてもらえないだろうか?
→そこまで仲の良い人はいない。
→仮にコピーさせて貰ったとしても、それはテキストでもノートでもないので試験会場に持ち込めない。
→ちらっと見せてもらって、ノートに書き写す?
→そんなことをしたら嫌われるだけ。
そんなことを考えている間に、ふとあるアイディアが浮かんで来ました。
家に忘れてきたテキストを、写真に撮って送ってもらえばいいんじゃないか?
って。
一か八か、娘にLINEを送信。
「お願い!助けて!」って。
珍しく、すぐ既読になりました。笑
そして、事情を伝え、写真を撮って送って貰えないかと頼みました。
娘:何ページから何ページまで?
私:基本的には、全部欲しい。
・・・
そして、娘から75ページ分の写真が届きました。
約1時間ほどかけて、丁寧に撮ってくれた様です。
そして私は、写真を見ながら、必死にノートに書き写すのでした。
なんとかピンチは乗り越えました。
娘は、私にとって幸福の女神です。
※上記は、娘が小さかった時の写真です。
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