うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

「会っておけば良かった」と思うなら

2019.05.10


うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 先日、叔父さんが亡くなりました。

 

 私の母のお姉さんの旦那さん。

 

 小学校の時、わがままで生意気な私を怒りもせずただ受け入れてくれた。

 

 社会人となって、東京に就職して、すぐ近くに住んでいたのに、なかなか会いにいけなかった私。

 

 小学校の時のように、無邪気に甘えられない私。

 

 もっと立派にならないと会いに行けないと思っていた私。

 

 不義理にしていたのに、引っ越しの時には気軽に車を貸してくれた叔父。

 

 結婚式にも、わざわざ来てくれた。

 

 それなのに…

 

 随分を不義理をしていました。

 


 

 20年ぶりにあった叔父は、車椅子に乗っていて…私のことも、母のことも覚えてない様子でした。

 

 私のことだけではありません。

 

 叔父さんの実の家族のことさえ覚えていないと言っていました。

 

 それでも、私の顔をじっと見つめ、握手をして目を潤ませていた叔父さんに「もしかしたら、思い出した?」と僅かな期待をしたものでした。

 

 それから数ヶ月して…

 

 叔父さんが亡くなったという知らせが入りました。

 

 「こんなことなら、もっと沢山会いに行っておけば良かった

 

 という気持ちもあれば、

 「亡くなる前に会えて良かった

 

 という気持ちもあって

 

 なんだか複雑な気分でした。

 


 

 告別式は、5月7日にありました。

 

 本来であれば行くべきでした。

 

 でも…

 

 ゴールデンウィークの直前に体調を崩して10連休ではなく11.5連休も頂いた私としては言いづらかった。

 

 「すみませんが、叔父が亡くなったので、もう1日休みを頂けますか?」

 

 なんて…とても…

 


 

 あれだけお世話になったのに、いざという時は、仕事を優先するんか?

 

 叔母さんが亡くなった時は、休みを貰ったやんか。

 

 叔母さんの時は仕事を休めるけど、叔父さんの時は休めへんの?

 

 叔母さんの方が大事やったんか?

 

 なんて自問自答が頭をぐるぐる。

 

 なんて不義理なんだと責める私。

 

 そんなことをしても、誰も喜ばないのに…

 

 「何を馬鹿なことを言ってるんだ

 

 と、空の上から叔父さんが笑ってるような気がしました。

 


 

 後悔しても仕方がないけど、悔やむことってありますよね。

 

 あなたには、不義理にしている方はいませんか?

 

 「もっと早く会っておけば…

 

 と後悔する前に、会いに行ってみてはいかがですか?

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