「会っておけば良かった」と思うなら
先日、叔父さんが亡くなりました。
私の母のお姉さんの旦那さん。
小学校の時、わがままで生意気な私を怒りもせずただ受け入れてくれた。
社会人となって、東京に就職して、すぐ近くに住んでいたのに、なかなか会いにいけなかった私。
小学校の時のように、無邪気に甘えられない私。
もっと立派にならないと会いに行けないと思っていた私。
不義理にしていたのに、引っ越しの時には気軽に車を貸してくれた叔父。
結婚式にも、わざわざ来てくれた。
それなのに…
随分を不義理をしていました。
20年ぶりにあった叔父は、車椅子に乗っていて…私のことも、母のことも覚えてない様子でした。
私のことだけではありません。
叔父さんの実の家族のことさえ覚えていないと言っていました。
それでも、私の顔をじっと見つめ、握手をして目を潤ませていた叔父さんに「もしかしたら、思い出した?」と僅かな期待をしたものでした。
それから数ヶ月して…
叔父さんが亡くなったという知らせが入りました。
「こんなことなら、もっと沢山会いに行っておけば良かった」
という気持ちもあれば、
「亡くなる前に会えて良かった」
という気持ちもあって
なんだか複雑な気分でした。
告別式は、5月7日にありました。
本来であれば行くべきでした。
でも…
ゴールデンウィークの直前に体調を崩して10連休ではなく11.5連休も頂いた私としては言いづらかった。
「すみませんが、叔父が亡くなったので、もう1日休みを頂けますか?」
なんて…とても…
あれだけお世話になったのに、いざという時は、仕事を優先するんか?
叔母さんが亡くなった時は、休みを貰ったやんか。
叔母さんの時は仕事を休めるけど、叔父さんの時は休めへんの?
叔母さんの方が大事やったんか?
なんて自問自答が頭をぐるぐる。
なんて不義理なんだと責める私。
そんなことをしても、誰も喜ばないのに…
「何を馬鹿なことを言ってるんだ」
と、空の上から叔父さんが笑ってるような気がしました。
後悔しても仕方がないけど、悔やむことってありますよね。
あなたには、不義理にしている方はいませんか?
「もっと早く会っておけば…」
と後悔する前に、会いに行ってみてはいかがですか?
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、まずは気軽に、ご相談ください。