うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

人生の相談の仕方と、のり方

2019.01.12


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 人生に迷うと、いろんな人の意見を聞きたくなりますよね。

 

 どの方向に行くべきなのか。逆に、どの方向には行かないべきなのか。

 

 一番自分に向いている方向はどちらなのか。

 

 いま自分がやるべき事は何なのか。

 

 でも…

 

 そこには答えはないんですよね。

 


 

 誰しもが経験したことがあると思いますが、多くの意見を聞きすぎると、結局どうすればいいかわからなくなるものです。

 

 船頭多くして船山に登るという言葉もあるように「あそこに行くべきだ」という人が何人もいると、どこに行くべきかわからないどころか、見当違いの方向に進んだりもしますし。

 

 要するに…船頭は一人であるべき。

 

 つまり…私達の生き方を決めるのは私達でなければいけない。

 

 自分の人生は、自分で決める必要があるんですよね。

 


 

 とは言え、時には孤独を感じることもありますよね。

 

 一人では決めきれずに、誰かに相談したくなることもあります。

 

 それはそれでいいと思うんです。

 

 行きたい方向性は自分で決めているけど、本当にそれでいいのかを客観的に判断してくれる人の意見も重要な時がありますから。

 


 

 肝心なのは、それに振り回されないということ。

 

 『本当はどこに行きたいか』という方向性は自分の中に持たないとダメ。

 

 そして『本当はどこに行きたいか』を決めているなら、そこに行くためにどうすればいいのかを誰かに聞くのは全然OKだし、そうする方がいい。

 

 また『本当はどこに行きたいか』を決めた上で、いつ頃出発した方が良いか、どの辺りで嵐に巻き込まる可能性があるか、どんな準備が必要なのか等をそれぞれの専門家に聞く方がいい。

 

 旅行を計画する時に、渋滞予測や、天気予報や、誰かの旅行体験記を参考にするように。

 


 

 そして、これは誰かから人生の相談を受ける時も同じなんですよね

 

 『どう生きたいのか』を決めるのは本人であって、私達ではありません。

 

 だから「どう生きればいいの?」と聞かれても答えられないし答えるべきではない。

 

 とは言え「それはあなたが決めろ」と突き放すわけじゃないんです。

 

 優しく微笑んで、こう聞けばいい。

 

 「今、何が起こればいいですか?

 

 って。

 

 その答えをキッカケにして、本人が本当に望んでいるものを聞き出すのはそれからのことです。

 

 本人のためにも私達のためにも。

 

 間違っても、船で山を登らせる様なことは避けたいものですね。(笑)

sonohune

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