うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

何もやることがない時

2018.12.01


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

 朝から長女がテレビを見ています。

 

 

 うちの長女は高校3年生。

 

 

 本来なら、大学受験の勉強を必死にやっている時期です。

 

 

 そして、普通なら「勉強しなくても大丈夫なの?」と、親が心配して声をかけるのかもしれません。

 

 

 でも、言う必要はありません。

 

 

 そもそも、長女は先日、大学の合格が決まったところですから。

 

 

 もう完全に自由です。

 

 

 何をやっても、何もやらなくても、来年の春からは大学生なんです。

 

 

 その分、親は頑張らないといけないわけです。

 

 

 学費を稼ぐために。(笑)

 


 

 ところで、大学については心配する必要がないわけですが、長女が退屈にしているのは少し心配なんです。

 

 

 何しろ、今まで寝る間を惜しんでも勉強していた状態から、別に何もしなくていい状態になったわけですから…

 

 

 例えがよくないかもしれませんが、休職した状態に似ています。

 

 

 休職の経験がある方ならわかるかもしれませんが、急に自由な時間ができると何をやっていいかわからなくなるものです。

 

 

 忙しい時は「自由な時間が欲しい」と思っていたのに、いざ自由な時間ができると何もやりたいことがない。

 

 

 そういったことはよくあります。

 

 

 私もそうでした。

 

 

 私だって、病気になるまでは忙しい毎日を送っていました。

 

 

 土日だって、仕事に関する本を読んだり、ネットで調べ物をしたりして、仕事のことを考えない日はないくらい熱心でした。

 

 

 少しでも、仕事でいい成果を出せるように情報や知識を溜め込むのに必死だったんです。

 

 

 それが…

 

 

 ドクターストップがかかると、強制的に仕事を休むことになります。

 

 

 仕事のことばかり考えてきたのに、仕事のことは考えないようにしろと…

 

 

 そんなことを言われても、何もすることがない私としては困るわけです。

 

 

 その頃は、趣味もなかったので。

 


 

 もしかしたら、長女も、あの頃の私と似たような感じなんじゃないか?

 

 

 そう思いました。

 

 

 だから聞いてみたんです。

 

 

私:急に自由な時間が出来て、困ってるんとちゃう?

 

娘:うん。まぁね。でも、期末試験があるから、本当は勉強しないと…

 

私:でも、期末試験がどんな成績でも関係無いんちゃうの?

(親としては失格の発言かも 笑

 

娘:そういうわけにもいかないよね

 

私:(おっ!しっかりしてるなぁ〜)ほな、勉強するの?

 

娘:…うん…そうだけど…なんか…

 

私:(そりゃ、やる気もでんわなぁ)気晴らしに、断捨離でもやらへん?

 

娘:断捨離?なんで?

 

私:受験勉強も終わって、もう必要がなくなった本とか問題集とかいろいろあるやろ?全部捨てたらスッキリすると思うで〜

 

娘:なるほど!確かに。やってみるよ

 


 

 私も、いらない書類や本がいろいろあったので、一緒に断捨離しました。

 

 

 二人合わせて、ダンボール箱2つ分ほど。(笑)

 

 

 私の場合、この前も断捨離したはずなんですけどね。(笑)

 

 

 まぁ、とにかくスッキリしました。

 

 

 二人とも、お昼ごはんを食べるのを忘れるくらい熱心にやりましたから。

 

 

 一段落ついて、ちょっと休憩しようと思ったら…

 

 

 娘が試験勉強を始めていました。

 

 

 スッキリした部屋とスッキリした机のおかで、勉強しようと思う気持ちが湧いてきたようです。

 

 

 別に、勉強して欲しかったわけじゃないんですけどね。(笑)

 

 

 まぁ、本人がやりたいならいいか。

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