うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

心が疲れてささくれだってしまう時

2018.10.18


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 満員電車って疲れますよね。

 

 もうこれ以上乗れない様な状況でも強引に乗ってくる人がいるし。

 

 何だか蒸し暑いし、何だか臭いし。

 

 こんな時だから、誰だってイライラしやすくなるの仕方ないんですが…

 

 電車内で喧嘩するのはやめて欲しいと心から願うわけです。

 

 余計にイライラするから。


 「邪魔するなって言ってるだろ!」

 

 「今度やったら殺すぞ!」

 

 「お前が悪いんだろ!謝れよ!」

 

 「うるせえな!お前のせいだろ!

 

 満員電車の中で、少し離れた所から男性の声がしました。

 

 あっ!喧嘩だ!

 

 そう思いました。

 

 そしていろんな感情が沸きました。

 

・朝から喧嘩なんてやめてくれよ!

 

・電車がまた遅れてしまうだろうが!

 

・やるなら電車を降りてやってくれ!

 

・みんなに迷惑かけるんじゃないよ!

 

・みんながイライラしてるんだよ!

 

 そして、だんだんイライラして…

 

 「もう…勘弁してくれよ」

 

 思わず私の心の声が漏れました。


 そういうことに巻き込まれたくないんですが…

 

 何故か気になっちゃうんですよね。

 

 そして、見てはいけないと思いつつ見ちゃうんですよね。

 

・どんな人達が喧嘩しているのか。

・どんな顔をしているのか

・ヤバそうな人かどうか

 

 等々。

 

 だからその時も、見てはいけないと思いながら、そっと見てみたんです。

 

 そうしたら…私の勘違いでした。

 

 男性二人が喧嘩していると思ってたんですが…

 

 ある男性の独り言でした。


 「え〜〜っ?!(驚き)」

 

 また心の声が漏れました。汗

 

 まさかあんな大声で男性が独り言を言ってるなんて、思いませんでした。

 

 そしてすぐに思いました。

 

 きっと心の病気なんだろう…って。

 

 そして、イライラしていた気持ちが「可哀想に…」という気持ちに変わりました。

 

 人の感情なんてこんなものですね。

 

 解釈が変わると感情も変わります。

 

 まぁ、関わりたくないという気持ちは変わりませんけど。

 

 だって、あんな大声で独り言を言う人と関わるのは怖いから。


 隣の駅について、多くの人が降りていきました。

 

 あの男性は乗ったまま。

 

 「あの独り言を、もうしばらく聞くことになりそうだ」と思っていたら…

 

 私の目の前にいた若者が、すっ〜とその男性に近づいて言って…

 

 「さっきからうるせぇんだよ!」

 

 って…男性につっかかり…

 

 「マジか〜〜っ?!(驚き)」

 

 また心の声が漏れました。汗


 あの若者は、正義感から行動したのか、単にイライラをぶつけたかったのか、どちらでもないのか分かりませんが、そっとしておいて欲しかった…

 

 言っても仕方がないこともあるんだということに気づいて欲しかった。

 

 無謀な行動から災いが生まれることもあることをわかって欲しかった。

 

 そのまま争いが大きくなって、犯罪が起きてしまう可能性だってあることを分かって欲しかった。


 まぁ、幸か不幸か…独り言の男性は特に反撃もせず、聞き流している感じでした。

 

 しばらくして、若者は電車を降り…

 

 また電車は走り始めました。

 

 そしてまた…

 

 「邪魔するなって言っただろ!」

 

 「今度やったら絶対殺す!」

 

 「何だよ!謝れよ!」

 

 だんだんと聞き慣れてきた独り言が車内に響き渡りました。

 

 私は別にいいんです。

 

 喧嘩でさえなければ。

 

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