もん吉とスカイツリーと湯楽の里
「私は、もんじゃが食べたいねん」
滋賀から来た母が言いました。
「あの時のもんじゃが忘れらへん」
と言うんですが…
あの時って、いつの事を言っているのかと思っていたんです。
「まぁ、兎にも角にも『もんじゃ』と言えば月島だろう」ということで、朝から車を借りて家族で行きました。
そして、昼過ぎに月島に到着して…もんじゃの店の量に唖然となり…
「選択肢は多ければ多いほど良い」と思いがちですが、選択肢が多すぎるのも困りますよね。
どれを選べばいいかわからなくなるから、結局、誰かが良いと言ったものをそのまま信じて選んでしまう。
その意見が正しいのかどうかなんて全くわからないのに。
そんなことを考えてた私をよそに…
「ここが良さそうやんか」と母達が選んだ店が『もん吉』というお店。
やっと店が決まったと思ったら…
今度は、大量のメニューに唖然。
『もんじゃ』って、いろんな種類があるんですね。(汗
結局、悩んだ末に、人気メニューの1位~3位を全部注文しました。(汗
「やっぱり、美味しいなぁ」
喜んでいる母を見て、私も一安心。
その次に行ったのがスカイツリー。
と言っても、車内から眺めただけ。
浅草からスカイツリーに向かう道を進むと、真正面にスカイツリーを見ることが出来るんです。
だから、その絶景を見せたかったんですが…
あまりにも近過ぎると見えないものもあるんですね。
近過ぎて、車内からはスカイツリーの全体像が見えないんです。
「少し離れた方が良く見えるね」
そんなことを言いながら、通り過ぎました。
最後は、家の近所にある温泉施設。
『国立温泉 湯楽(ゆら)の里』
食事もできるし、マッサージもあるし、ゲームもあるし、漫画も読める、温泉施設です。
当然『あかすり』もあります。
母:『あかすり』をしてもらおうかな
私:ええんちゃう?うちで払うで。
母:剛士もやってもろたらええやん。
私:あぁ…そうやなぁ…
そう言えば、以前にやってもらってから、何年も経っています。
その間に、随分と垢が溜まっている気もしていました。
いや、ちゃんと毎日お風呂に入って身体を洗っていますが、背中とか手が届かないところは、どうしても洗い方が雑になってしまうんです。
そういったところに垢が溜まってる気がしているだけで、不潔にしているわけではないんです。
(と、ちゃんと言い訳をしつつも)
私:ほな、久しぶりにやってもらうわ
「えっ!そんなところまで?」
びっくりするくらい、身体の隅々のあかすりをしてくれました。
多分、あかすりをしてくれた人も、
「えっ?こんなに垢って出る?」
と驚くくらい出たと思います。
気のせいか、身体が軽くなった感じもします。
そして、あかすり後に温泉に浸かりながら思いました。
多分、垢を落とした分、温泉の成分も染み込みやすくなってるだろうな。
って。
そして、思ったんです。
心にも垢が溜まっていたら、本来は染み込んでくる話も、染み込みにくくなるんだろうなぁ〜。
ん?
「心の垢は、どうやればとれる?」
そんなことをぼ〜っと考えながら、温泉から出て、家族と合流しました。
そうそう。
母が言ってた「あの時のもんじゃ」なんですが、聞いてみたら…
母:剛士と一緒に食べたやんか!
20年ほど前にも、母が東京に来たことがあったんです。
その時に母を連れて行った近所の店で食べた(らしい)もんじゃが思い出に残っていたそうです。
そんなに喜んでいたなんて全く知リませんでしたが。
私:あれ?お好み焼きやなかった?
母:ちゃうがな!あれが初めて食べたもんじゃやから凄い覚えてるねん
私:そうやったんや~
何にせよ、思い出になっているなら良かった。
そんなことも感じた休日でした。
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