無意識の気持ち
この記事が公開される8月16日の0時には、私達家族は高速道路の上。
レンタカーでの帰省の途中です。
母の夫(私の義父)がなくなって、今年が初盆だとのことで「是非帰って来て欲しい」と言われていました。
「平日は仕事があるで無理やわ。」
最初は、そう答えていたんですが…
そして、妻と娘達だけ、夜行バスで行ってもらう予定だったんですが…
ダメ元で休めるかと聞いてみたら、快諾を頂きまして…
嬉しいはずなんですが…なんとなく気になる感じもありまして…
とりあえず、母親と家族に「一緒に行けることになった」と伝えた後で、考えてみたんです。
せっかく、休みを快諾してもらったのに、何が気になるんだろうって。
そして、気づきました。
意識では「休みが欲しい」と思っているのに、無意識では「休めないほど忙しい私って素敵だ」って思っていたかったんです。
だから「休みたい」と言ったって、「いや~中野さんがいないと困るよ」と言って欲しかったようなんです。
無意識では。
この感覚、とっくに手放したつもりだったんですが…残っていた様です。
これを持っていると危険なんです。
頭では休みたいと思っているのに、無意識に休めない状況を作ってしまう可能性があるんです。
そして、頭では「まいったなぁ~」と思うんですよね。
思った通りにならないから。
でも、無意識としては、思った通りになっているわけです。
別に、無意識は私を苦しめたいわけではないんです。
逆に、私を喜ばせたいと思ってる。
毎日忙しくしていれば、嬉しいはずだと思っているんです。
・忙しいということは、それだけ周りから頼られているということだ。
・忙しいということは、それだけ経験できるということだ。
・忙しいということは、それだけ力がくということだ。
と、私が思っていると思っている。
というか、昔の私は思ってました。
だから、休みをとるのも怖かった。
「自由に休んでもいいよ。」
そう言われるのが怖かった。
だって…
「あなたがいなくても平気だから」
そう言われたように思うから。
だから、有給休暇も使わなかった。
病気になった時以外は。
病気で休むのも、怖かったんです。
・休むことで「私なんて必要ない」と気づかれたらどうしよう。
・休むことで「あいつがいないと気楽だ」と気づかれたらどうしよう。
・休むことで「あいつが足手まといだな」と気づかれたらどうしよう。
そう思っていたんです。
お気づきかもしれませんが、私自身が「本当の私はくだらない人間だ」と思っていて、それが周りにバレてないと思っていたんです。
私が思う私が本当の自分で、周りには本当の私が見えてないと思っていたんです。
おおバカ野郎でした。(笑)
本当の自分が見えてないのは、自分だったのに。
いまだからそう言えるんですが。笑
というわけで、そう思っていた過去は認めますが、認めたと同時に手放したつもりだったんです。
でも、無意識にはまだ残っていた。
過去の思い込みの残骸。
だから、改めて伝えました。
「休んでも大丈夫なんだよ。会社を休むということと私の価値にはなんの関係もないんだよ。休めるということは、それだけ会社に体力があるということで、それは素晴らしいことなんだよ。みんなが助け合える会社だということなんだよ。」
頭ではわかってたつもりなのに…
伝え終わったら、こみ上げるものがありました。
「ごめんね。よくがんばってくれたね。ありがとう。」
そう伝え、一人静かに泣きました。
でも…
いま気づけて良かった。
あなたは、気づいてますか?
無意識の気持ち。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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