生き返りました。
いままでずっと死んでいました。
数年前からずっと。
もうダメだと、諦めてしまうことも考えました。
でも、諦め切れなかったんです。
すごく気に入っていたので。
だから、何とか生き返らないものかと、いろいろ試しました。
ネット上で情報を見つけるたびに、「今度こそうまくいくかもしれない」と期待しながら試してきました。
でも、どれもうまくいかなかった。
そして、その度に落ち込んでました。
きっと、私の知識が足りないから…
きっと、私の努力が足りないから…
きっと、私の想いが足りないから…
そう自分を責める一方で、
そもそも、寿命なのかもしれない。
どんなに頑張っても無理かも…
時代遅れのものは消え去る運命か…
そんなことさえ考えていました。
それでも、捨てられなかった。
とても好きなパソコンだったから。
それは、工人舎製のSXシリーズと言われるノートパソコン。
B5サイズほどの小さな体に、無線LANもDVDドライブも搭載して、なおかつワンセグのテレビも見れて、カメラまでついているという優れ物。
また、様々なメモリーカードに対応した差し込み口も用意されていて…
私にとっては非の打ちどころがないノートパソコンでした。
それが販売されたのが10年前。
発売された当初は、買えなかった。
高くて。
でも、中古品を安く買えたんです。
もう嬉しくて嬉しくて、友達に自慢するくらい。
ちょうど、2回目のウツ病が治った頃だったので、自分へのご褒美の意味もありました。
毎日触っていました。
それが、だんだん調子が悪くなっていって…その上、パソコンに入ってたOSがWindowXPで、サポートが切れるという話もあり、買い替えることに…
そして…その頃から、心身を崩し…
3回目のウツ病を再発。
なんとなく、自分の心と連動してる気がしたんです。
それでも、なんとか3回目のウツ病は治すことができたのに…パソコンはなおらないままでした。
なんか嫌だったんです。
病気が治ったんだから、パソコンも治って欲しかった。
病気とパソコンは何も関係ないのは分っているんですけど…
でも、パソコンが治らない限りは、自分も完全に治ってない感じがして…
だから、何とか治したかった。
でも、ずっと治らず…
結局、また心を壊すことになった。
そして…それもなんとか治ったけどパソコンは死んだまま。
なんか、パソコンが治るまで、胸に空いた穴がふさがらない感じでした。
だから、ずっと治したかった。
挫けても挫けても、諦めたくない。
そう思っていたんです。
そして…ついに生き返りました。
LinuxOSの、xubuntu(LinuxOSの中でも軽いもの)をインストールすることで、パソコンが生き返りました。
10年前に販売されたパソコンでも生まれ変わることができるんです。
「もうこれで大丈夫だよ。」
そう言われた気がしました。
この嬉しさ、伝わりますか?
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
まずは気軽に、ご連絡ください。