うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

天国も地獄?

2018.04.03


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 だんだんと、演奏会の日が近づいてきました。

 

 それに伴って、合唱団の練習にも力が入ってきています。

 

 歌詞も音符もしっかり頭に入れて。

 

 でも…

 

 何度読んでも、歌詞が理解できないところがあったんです。

 

 天国でよりもあなたとは地獄で会いたい。

 

 谷川俊太郎氏作詞の『空』の一節。

 

 え?地獄で会いたい?天国よりも?

 

 さっぱりわかりませんでした。

 

 よくドラマとかで「地獄で会おう」というセリフを聞いたことがありますが、それは「お互い、幸せな死に方はできないよな」っていう前提です。

 

 死んで天国に行くことを諦めているわけです。

 

 本当は天国に行きたいだろうけど。

 

 まぁ、悪い事をいっぱいやってそうな人が言うなら話もわかります。

 

 また、互いに憎み合っているような二人なら話もわかります。

 

 でも…

 

 特に悪いことをしてなさそうだし、互いに相手を大事に思ってそうな二人なのに…

 

 地獄で会いたいってどういうこと?

 

 さっぱりわかりませんでした。

 

 それで、先日、合唱の練習後にある反省会(普通の飲み会)に参加して、聞いてみたんです。

 

 あの歌詞を、どう解釈してますか?

 

 って。

 

 やっぱり聞いてみるものですね。

 

 一人だったら全く思いつかない解釈を得ることができました。

 

 その解釈とは…

・天国は、そこにいる全員が幸せ

・苦労や悩みや不安が全くない世界

・誰かに助けてもらう必要もない

・だから…一人でも生きていける

・地獄なら、毎日が苦しみだらけ

・だから助け合わないと生きられない

・だから…二人で生きていける

 

 だから、天国よりも地獄で会いたいって思ったんじゃないかという説。

 

 なるほど…納得しました。

 

 それで、いろいろ考えたんです。

 

 天国って、本当に幸せなんだろうかって。

 

 苦労や悩みや不安が全くない世界で働く人はいないと思うんです。

 

 というか、苦労や悩みや不安があるから、それを助ける人がいて…それが仕事になる。

 

 苦労や悩みや不安が全くない世界では、仕事自体がないと思うんです。

 

 そして、お金も必要ありません。

 

 そして…何かを苦労して手に入れるという喜びがない世界

 

 誰かを助けて得られる喜びもない。

 

 「あなたがいてくれて助かった~」って言われることもありません。

 

 それって…幸せなんだろうか…

 

 そんな世界は嫌だなぁ~

 

 そんなことを思ってしまいました。

 

 って言うか…そもそも…

 

 死ぬのは嫌ですよね。 笑

 

 どっちに転んでも幸せになれませんし。 笑

 

 死んだ後の幸せより、今ここにある幸せを噛みしめたい。

 

 そんなことを思った私でした。

 

 あなたなら、どんなことを思いますか?

 

 うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて様々な支援をしています。

 

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